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小國裕美 オフィスイマジン office imagine

小國裕美 ミラボー橋 Le pont Mirabeau シャンソン

2023.05.12 06:20


今回は、ギヨーム・アポリネール GuillaumeApollinaireの詩に

レオ・フェレ 

Léo Ferréが作曲して歌っている

ミラボー橋

この詩は、アポリネールと画家マリー・ローランサンMarie Laurencinとの恋の終焉を歌ったもので、詩集「アルコールAlcools」(1913年)に収められています

なんかとても意味深な 素敵な詩と曲なんですよ。

大人の歌だわ


フランス語ですので訳詞を記載します



ミラボー橋の下をセーヌ河が流れ

われらの恋が流れる

わたしは思い出す

悩みのあとには楽しみが来ると

 

日も暮れよ、鐘も鳴れ

月日は流れ、わたしは残る

 

手に手をつなぎ顔と顔を向け合おう

かうしていると

二人の腕の橋の下を

疲れたまなざしの無窮の時が流れる

 

日も暮れよ、鐘も鳴れ

月日は流れ、わたしは残る

 

流れる水のように恋もまた死んでいく

恋もまた死んでゆく

命(いのち)ばかりが長く

希望ばかりが大きい

 

日も暮れよ、鐘も鳴れ

月日は流れ、わたしは残る

 

日が去り、月がゆき

過ぎた時も

昔の恋も 二度とまた帰って来ない

ミラボ―橋の下をセーヌ河が流れる

 

日も暮れよ、鐘も鳴れ

月日は流れ、わたしは残る


★次に私はコンサートでは1番2番4番を歌いますので

そのフランス語歌詞と訳したものを記載します

Le Pont Mirabeau

      paroles:Guillaume Apollinaire

      musique:Léo Ferré

Sous le pont Mirabeau coule la Seine

Et nos amours

Faut-il qu’il m’en souvienne

La joie venait toujours après la peine

Vienne la nuit sonne l’heure

Les jours s’en vont je demeure


ミラボー橋の下 セーヌ川は流れる

思い出さねばならないのか(私達の恋が流れ去ること)

喜びはいつも苦しみの後に来ていた

日が暮れて 鐘がなり

日々は過ぎ去り 私は残る


Les mains dans les mains restons face à face

Tandis que sous

Le pont de nos bras passe

Des éternels regards l’onde si lasse

Vienne la nuit sonne l’heure

Les jours s’en vont je demeure


手に手をとって みつめあおう

繋いだ私たちの腕の橋の下を

絶えず注がれるまなざしに

うんざりした波が通りすぎる間

日が暮れて 鐘がなり

日々は過ぎ去り 私は残る


Passent les jours et passent les semaines

Ni temps passé

Ni les amours reviennent

Sous le pont Mirabeau coule la Seine

Vienne la nuit sonne l’heure

Les jours s’en vont je demeure


日々は過ぎ 月日は流れる

過ぎ去った時も 恋も

再び戻ることはない

ミラボー橋の下 セーヌ川は流れる

日が暮れて 鐘がなり

日々は過ぎ去り 私は残る



こちらはフランス語で歌っています