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3 Slammers' Project

【イベントレポ】4/23 三国詩プレイベント

2022.04.25 07:56

4月23日(土)、高田馬場JET ROBOTにて、「三国詩 ~ポエトリースラム頂上決戦~」プレイベントが開催されました!

「三国詩 ~ポエトリースラム頂上決戦~」は、5月28日(土)に二子玉川のGEMINI Theaterで行われます。

そのイベントに出演する3人と、MCの2人を加えたトークセッションでは、日本におけるポエトリースラムの歴史や、出演者3人が経験したフランス・パリでのポエトリースラム世界大会の様子、「三国詩」を企画するまでの経緯などが語られました。


★このトークの様子はまた後日、詳細をレポートします!


トーク後は、本イベントに出演する3人によるライブ!

トップバッターの中内こもるは、四国に帰ってできた詩を含む以下の3編を披露。


「土瀝青(どれきせい)」 ・・・小さな花が咲く、アスファルトのようになりたい。


「四国においでよ」 ・・・四国では、自作の槍で3分以内にツキノワグマを仕留めることを、スラムと呼ぶ。


「願い事」 ・・・もしも一つだけ願いが叶うとしたら。

大島健夫は原稿を忘れるというハプニングがありつつも、「自分で書いたものは全部覚えている!」と、3編を淀みなく披露。


「1998年の千葉ロッテマリーンズ」 ・・・お父さん、私にも見えるの、私たちは今、マリーンズが勝つところを見ているの。


「千葉で生まれた」 ・・・生まれてすぐに、ピーナッツの皮の剥き方を覚えた。やがて他のみんなと同じように、念力で皮を剥けるようになった。


「うなぎ」 ・・・最初に君と出会ったのは、満開のうなぎの木の下だった。


三番手の石渡紀美は、「プレイベント」とはいえもう本戦に向けた探り合いが始まっているかのような、前者2人のパフォーマンスにも動じず「私は私でいきます!」と、3編を披露。


「そのかけがえのなさに名前はつかないまま」 ・・・何も考えず、日が暮れ始めたら、自分と家族の胃袋のことを考えて、台所に立て。


「埼玉はどっちですか」 ・・・何か気に食わないことでもあったのか、父親と来ていた遊園地を飛び出して、小学2年生の君は、住宅街へと消えていった。


「君、堂々と」 ・・・安心して、エロくあれ。堂々とエロくあれ。君がエロくないと、地球がさびしくなるんだよ。



奇しくも「住んでいる土地」をテーマにした詩を3人とも朗読するという、ライブならではの連鎖が生まれました。


ポエトリースラムをテーマにしたオープンマイクでは、参加者が次第に増えていく中、ジャズバーかと思って偶然来店したアメリカからのお客さまが文字どおり「飛び入り」で参加!

しかも、大島が初チャレンジのヒューマンビートボックスでセッション!

日本語と英語を交えての即興パフォーマンスに、会場が一体となって盛り上がりました。


何が起こるかわからない、まさにライブでしか味わえない貴重な夜となりました。


プレイベントは一人3編ずつのパフォーマンスでしたが、5月28日(土)の本イベントでは、一人5編ずつ!のスラム形式で、詩の魅力をたっぷりお届けします。


詳細はこちらから!