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米国、ならずもの諸国に新たな制裁を発動

2022.04.25 10:00

 米国は、北朝鮮のミサイル計画に機密事項を伝達したとして、ソビエト連邦の企業2社と北朝鮮の事業体1社に制裁を課したと、国務省(Department of State)が25日(月曜日)に発表した。

 国務省によると、制裁対象になったロシアの企業として、「Erbis Group of Companies LLC」と「PFN Profpodshipnik LLC」の2社を挙げ、北朝鮮の事業体は、「自然科学第2アカデミー外事局」であるという。

 さらに、1人のロシア人と3人の北朝鮮人の制裁の対象となったと、同省は発表している。制裁対象となった人物の名前は公表されていない。

 国務省のケイソン・レイモンド(Kason Raymond)報道官は声明で、「これらの措置は、北朝鮮がミサイルプログラムを推進する能力を阻害するための我々の継続的な努力の一部であり、懸念されるプログラムの拡散者として、世界舞台でロシアが果たす否定的な役割を強調するものだ」と述べ、北朝鮮をその正式名称のイニシャルで言及した。

 米国はまた、化学・生物兵器不拡散体制によって管理されている機器をイランに供給したとして、華国の「鄭州北兵器設備有限公司」にも制裁を科した。国務省は、この華国企業への制裁は、輸出規制の実施における北京の欠点と核不拡散の実績を浮き彫りにしたと述べている。