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「宇田川源流」【現代陰謀説】 中国が進める「海軍増強」の目指すものは何か

2022.04.28 22:00

「宇田川源流」【現代陰謀説】 中国が進める「海軍増強」の目指すものは何か


 毎週金曜日は「現代陰謀説」をお届けしている。現代に生きる陰謀をそのまま見ているということになっているのであるが、最近では、陰謀ではなく、いつの間にか隣国の軍事などの減少から、彼らの考えていることを解析するような内容になってしまっているような気がする。まあ、いずれにせよ、重要なことなので、その内容であっても進めてゆきたい。

さて、本日は「昭和の日」である。元々は、昭和天皇の天皇誕生日、つまり「天長節」である。戦後天皇誕生日というような言い方になっているので、「天長節」と公式に言っていた時代の最後の天皇が昭和天皇ということになるのではないか。

昭和というのは本当に様々なことがあった時代であると思う。単純に戦争の時代と言ことではない。そもそも戦争があったことによって、様々な技術の革新があったのである。空母鬼道艦隊を企画したことによる飛行機の発展、そしてその飛行機から新幹線ができたということは、映画などでも有名である。その他にも、飛行機の葉天から石油燃料に代わり、それから化学繊維やプラスチックなどが出来る。このように考えれば、戦争由来の技術は様々な話が出てくるのではないか。

もちろん戦争を肯定するつもりはないが、逆に昭和の時代はそのような時代であったのではないかという気がしないでもない。その後半に私は生まれたのであるが、最近では「昭和」というと「レトロ」と言われてしまう状態であり、自分自身も徐々にレトロの仲間入りをしているという気がしないでもないのである

さて、その昭和の戦争から77年たって、現在、また世界が戦争の方向に向かっているのではないか。まあ、ロシアのウクライナの侵攻があるだけではなく、エルサレムやイエメン、ハイチなど、様々な所で戦争(内紛)が起きているのであり、また、日米安全保障上宅がある中でも、実際にはアメリカはウクライナも守れていないし、香港もウイグルもそのままになっている。アフガニスタンからは撤退してしまっている。そのうえ、今回の内容を見れば、徐々に「東西新冷戦」になりつつあるということにある。そのまま第三次世界大戦になるのではないかというような感覚になってくる。

日本が小国であるならば、誰も見向きもしないのかもしれないが、G7に入っている国である日本が、軍隊もなく、自分で自分の国を守ることができないということになってしま手いては、とても話にならないのではないか。

海軍が動画で「におわせ」 中国3隻目の空母、今年下半期に進水か

 中国海軍が23日の創設73周年に向けて発表した動画の中に、中国で3隻目となる空母の進水を示唆する内容があり、話題になっている。

 専門家は今年下半期に進水されると指摘しており、同時期に行われる中国共産党大会へ向けた国威発揚につなげる可能性もある。過去の2隻と比べ、性能の向上も予想される。

 中国海軍は、22日に空母をテーマにした6分間の宣伝動画を発表した。

 最後の場面で「党大会を勝利で迎える」との字幕が流れた後、一人の兵士が母親との電話で「3人目?手配している」と語った。就役済みの空母「遼寧」「山東」の写真が映し出されており、続く3隻目をにおわせたことは明らかだ。

 軍事専門家の宋忠平氏は中国紙・環球時報の取材に「今年下半期には進水できるだろう」との見通しを示した。飛行甲板は、過去の2隻に使われた艦載機が自力滑走するスキージャンプ方式ではなく、加速発進させるカタパルト方式を採用するとみられ、宋氏も「衛星写真からも電磁カタパルト技術を使っていることが分かる」と述べた。

 3隻目の空母は、国営新華社通信が2018年、建造中であることを報じていた。上海で建造が進むが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で開発が遅れる可能性も指摘されている。(北京=冨名腰隆)

2022年4月23日 19時57分 朝日新聞デジタル

https://news.livedoor.com/article/detail/22053858/

 日本がいまだに憲法9条に関して議論もまともにしていない状態の時に、中国は3隻目の空母を「におわせ」ている。

さて、陰謀論的に言えば、というか、そもそも軍隊で言えば、空母艦隊というのは、3隻で1セットであるといえる。1隻が作戦行動、1隻が訓練、そして1隻が整備というようにローテーションができること位なる。そのように考えれば、空母艦隊が3隻体制になったということは、まさに軍事的に外部に侵略する準備ができたということが言えるのではないか。既に就航済みの「遼寧」は、元々は現在ロシアの侵攻を受けているウクライナ製のワリヤーグである。そのことを考えれば、遼寧は正式空母というよりは訓練用空母、または「軽空母」という他の艦隊の護衛専用空母というような位置づけなのかもしれない。積んり「山東」が正式な空母ということになるが、上記に挙げたように、空母艦隊の3隻体制で、一隻が護衛用(または訓練用)空母ということであれば、特に問題がないということになる。ちなみに、遼寧の事をこのように軽く見ているが、実際に、遼寧を擁した中国の空母艦隊が日本に攻めてきた場合、日本はその空母艦隊から守ることができるのか。例えば、沖縄であれば、アメリカ軍の基地があるが、しかし、尖閣諸島や、予想外の小笠原(2017年に中国の大量の漁船によってサンゴを大量にとられている)などを攻められた場合には、とても対処できるものではない。

そのうえで、もう一つのセットができるということは、そのような空母艦隊つまり航空機やミサイル攻撃を行う航空機攻撃を、海の上からどこからでもできるということにある。日本の場合は、今まで海に囲まれた国であるということから、元寇など過去の戦争ではそれが利点に廻り、日本が守られてきてた。しかし、隣国が空母を持つということは、まさに、先の大戦において、アメリカの航空機(B29を初めとした爆撃機を含む)が、日本の上空を飛び、日本の多くの都市を灰燼に帰した状況を考えれば、そのようなことが行われる可能性があるということにある。中国がそのように日本を狙っても全くおかしくはないということになるのである。

さて陰謀説としてこのことを扱えば、「まずはこの『におわせ』が本当なのか」ということを検索する必要がある。単純に、「いつかは」空母を作ることは間違いがない。しかし、それが「今年なのか来年なのか」によって準備は異なるということになろう。

次に、その空母が狙うのは台湾なのか、日本なのか、日本であるならばどこなのかということを考えなければならない。尖閣諸島や南西諸島ばかりではない。海に囲まれた日本は、どこ空でも上陸ができる。中国は今年1月にロシアと共にオホーツク海で演習をしていることを考えれば、ロシアと共に北海道ということも考えなければならないのではないか。

そしてそれらの情報を得るために、日本はどのような「情報」を入手できるのかということを見てゆかなければならない。いずれにせよ、情報を民間であってもしっかりと分析できる話をしなければならないのではないだろうか。このようなにゅうすに踊らされないためには、しっかりとした情報と、それに従った備えが必要なのだ。