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「主婦スタッフあるある」を乗り越えよう

2017.12.16 10:42

主婦のスタッフさんから

「夫が料理ができない」「夫には子供の面倒を任せられない」
=「夜のシフトには入れない」「保育園がお休みの日曜は仕事ができない」

なーんて言われることはありませんか?


おそらく「あるある」ですよね。

その気持ちもわかりますが、曜日時間帯をいとわず仕事をしてきたオーナーさんにしてみると「うーん」となってしまうこの問題。

サロンとしては、お客様が多い曜日や時間帯にこそ出勤して欲しいわけですが、それは必ずしも売上のためだけではありません。

多くのお客様に入ったほうが技術も接客も磨かれるわけで、オーナー様として「プロとしてどんどん伸びて行けるはずなのに、もったいないなあ…」というはがゆい思いがあるわけです。


話を戻しますと、冒頭の「夫に任せられない」発言には、本当は2つのパターンがありまして、

ひとつは、「夫ができない」と言っているけれど、本当は本人が子供と一緒にいたい、面倒がみたい、夫が休みの日は自分も家にいたいというパターンA。しかし、本人はその自覚はなかったりします。


もうひとつは、「夫にはできない」と思い込んでいるパターンB。

お料理などしたこともない、こどもを丸一日面倒を見たことがない、そんな夫にいきなり任せるのは確かに心配な気持ちもわかります。


ということで、まず冒頭のような発言があった段階で、この2つのパターンのどちらなのか?を本人と共に確認することが大切です。


それは、本当にだんなさんには任せられないのか?と。


よくよく聞いてパターンAだった場合は、「プロとしてその働き方では成長が遅れ、もったいない」というスタッフさん本人とオーナーとの話し合いになりますが、

Bだった場合、本人とだんなさんとでしっかり話し合っていただけるよう勧めてみてほしいのです。


先日、長島先生のサロンの若手主婦スタッフさんとお話ししていたところ、

「私もだんなさんに子供を任せるなんて無理だと思っていたんですよ。
でも、私の思い込みでした。

やってみればできるものですね。
お料理もできるようになったし、今はいろいろ協力してもらっています。」

とおっしゃっていました。


うちの夫も、結婚した頃はまともに料理ができませんでしたが、今は私より凝ったものをつくりますし、美味しいです。まあ私の場合は任せられるレベルかどうかは考えもせずに、「この日頼んでもいい?」「じゃあヨロシク!」とやってきただけですが…。


もちろん、「やっぱり無理!」な夫や「やっぱりママじゃなきゃダメ!」なお子さんもいらっしゃると思います。やってみたら100%上手くいくとは言えませんが、まずは、「話してみる」「やってみる」ことなしに「無理」と決めつけないでほしいのです。

 

これは、何事にも通じることです。

無理だと思うとそこですべての可能性が閉ざされてしまいます。

自分の限界を自分で決めてしまうのはもったいない。

まずはやってみる! うまくいけばラッキーですし、うまくいかなければ別の方法を考える。

未体験のことは多くの方が尻込みしがちですが、だからこそそれを乗り越えた人には次のステージが待っています。


ちなみに、カースト制度があるインドでは、カーストを超えた仕事には付けないので、昔は「自分が〇〇になったら何がしたい?」と子供に質問しても、「ありえないから想像できない」という答えが返ってきたそうです。

しかし今は、もともとカーストになかった「IT」という分野ができたため、エンジニアになれば豊かになれるかもしれないという希望がうまれ、ご存知の通り優秀な人材が多数輩出されているとのこと。希望があるってそういうことです。

夫が家事や育児をするなんて、ぜんぜんありえなくないですよ!

日本は自由なのですから、もっと自由に考えましょう。


自分のペースで仕事をしたいから自宅サロン、という考え方も否定しませんが、それももしかするとひとつの思い込みかもしれませんよ!(望月啓子)