Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

ZIPANG TOKIO 2020「大和一之宮と七福神を詣る 大和七福八宝めぐり」

2017.12.17 08:50


あと十日余りで一年が過ぎ去ろうとしています。最近は月日のたつのが早く、かって親に叱られても叱られても懲りずに、空が真っ黒になるほどの蝙蝠が飛び交う中、夜遅くまで外で遊んでいた子供時代の何と一日の長かったこと、長かったこと皆さんは如何ですか?そんな経験はありませんか?

蝙蝠で空が真っ黒になると聞くと、洞窟か橋の下にでも住んでいたのか?と思われるかも知れませんが、れっきとした、名古屋市内の一応地上生活です。近くには熱田神宮(名古屋人は親しみを込めて「あったさん」と呼んでいます。)や秋葉神社や幾つかのお寺(そのうちの一つに横綱双葉山が引退後襲名した12代時津風・時津風部屋が夏の『名古屋準場所(当時はまだ本場所は東京と大阪だけでした)』のための相撲部屋を置いていました。寺社内にある幼稚園のOBということで出入りを許され場所中は毎日通ったものでした。)、そして町内で大切に祠を祀っている下町の一つです。それでも名古屋の中心地・栄からは地下鉄で5つ目、時間にすると15分程度で来れる所です。当時は圧倒的に木造建築が多く、一つの町に少なくとも1人か2人は大工さんが住んでいたものです。木造住宅の外壁は、杉の羽目板。乾燥して反った鎧張りの下側の隙間に蝙蝠が巣を作って潜んでいました。夕方になると餌を求めて一斉に飛び立ち、大げさでなく空が真っ黒になることもしばしば、少なくとも子供たちの目にはそんな風に映ったのでした。恐らく今は同じ場所で一年に一匹も観ることはないでしょう・・・。
あっ、そうそう名古屋名物の手羽先はこの町の5~6席のカウンター席だけのちっちゃな(失礼)居酒屋兼食事処から誕生したものです。

子供の頃よく参詣(参拝)した神社やお寺の参道の長さも、やはり今行ってみると、なんと当時の記憶の十分の一位の距離にしか感じない、あの時訪ねたのは、本当にここだったのだろうかと我が目を疑ってしまう程です。時も同様、勿論一日は24時間今も昔も同じ長さのはずなのに、今や一日が一瞬に過ぎ去ってしまうと感じるくらいに短い。同じ一日、こんなことなら睡眠を取る時間が惜しいと思い1日の睡眠時間を2~3時間にしたところ、つい窓からの日差しが心地よく気が付いたらキーボードに顔を伏せ打ち込んだはずの完成間近の記事が影も形もなくなっていました。やはり一日を1時間に感じていても睡眠はきちっととらなければいけないのだ、いつか時を感じなくなるまでの辛抱であると、自問自答してやっと悟った気分になった次第です。(はて、これが本当に悟りと言えるのでしょうか?諦めの境地ではないのか!)

毎年、今頃の時期になるとご紹介しております「大和七福八宝めぐり」は大和の七福神と大和信仰の原点である三輪山を参り、八つの福宝をいただくおめでた詣りです。
今年は地球規模で、また身近な国々でも様々な事件が起こりましたが、一年何とか無事に過ごせ、こうやってご紹介できることに感謝いたしたいと思います。

鎹八咫烏 記


「大和七福八宝めぐり」

「大和七福八宝めぐり」は大和の七福神と大和信仰の原点である三輪山を参り、八つの福宝をいただくおめでた詣りです。


 七福神はインド、中国、日本と三国にわたる福の神です。縁を結べば「七福即生」の御利益があります。また、三輪山は日のいづる山として仰がれる大和の信仰の原点で、参拝すれば七福がさらに倍増し、「八宝円満」の御利益をいただけます。
この「七福神+大和一之宮」の八宝巡りは1日で回ることも可能ですので気軽に出かけてみましょう。それぞれ趣の違うお寺、神社があなたを迎えてくれます。 


三輪明神 「七福倍増の福宝」

大神神社


東方「三輪山」より登る太陽が西方「二上山」に沈む。三輪山は日の昇る山として古来の人々に信仰された我が国の信仰の原点であり、我が国最古の聖地です。この三輪山はお山自身がご神体で三輪明神として信仰されています。 三輪明神は福寿増進の神として知られており、七福神の七福を倍増させ八宝円満に導く御利益があります。

〒633-8538 奈良県桜井市三輪 TEL 0744-42-6633


大黒天 「財宝の福宝」

長谷寺


大黒天はもとはインドの戦いの神で強い力をお持ちです。日本において大国主命と神仏習合し、福徳の神となりました。 長谷寺には本堂脇に古くから大黒堂があり、4尺5寸もの大黒さまが祀られて広く信仰されています。 金運の神として知られるとおり、財宝の徳を授けられます。

大和と伊勢を結ぶ初瀬街道を見下ろす初瀬山。西国巡りの根本霊場ともいわれる観音信仰の聖地で、真言宗豊山派の総本山。「花の御寺」としても名高い。

〒633-0193 桜井市初瀬731-1 TEL 0744-47-7001


毘沙門天 「家門隆昌の福宝」

信貴山 朝護孫子寺


毘沙門天は、仏法を守護する最強の守護神で、四天王の一人として北方を守護します。 またの名を多聞天ともいい、多くの願いをお聞き下さる福の神でもあります。 信貴山は、聖徳太子が毘沙門さまを感得された、日本最初の毘沙門天出現霊場です。 その威厳あるお姿さながらに、家運が開け、家門が子々孫々に繁栄するご威徳を頂戴することが出来ます。

信ずべき貴ぶべき山「信貴山」は聖徳太子の前に毘沙門天さまが日本で初めて出現されたお山です。毘沙門さまの総本山として広く信仰されています。

〒636-0923 生駒郡平群町信貴山 TEL 0745-72-2277


布袋尊  「家庭円満・子宝の福宝」

當麻寺中之坊

當麻寺中之坊曼荼羅

布袋尊は、中国後梁の時代の実在のお坊さまで、本名を契此(かいし)といいます。常に布の袋を担いで諸国を歩き、人々に福を授けて回ったことから「布袋さま」と呼ばれるようになり、弥勒菩薩さまの化身仰がれました。 弥勒信仰の篤い當麻寺では、最古の僧坊である中之坊に、古くから布袋さまが祀られています。 特に子供たちに慕われたことから子供の病や子宝に霊験があるといわれ、またその円満な相好にあらわされるとおり家庭円満の御利益があらたかです。

白鳳時代の創建で、天平時代の東西両塔が並び立つ名刹・当麻寺の最古の僧坊が「中之坊」です。中将姫の守り本尊「導き観音さま」は特に女人の健康を守護することで信仰されています。大和屈指の名園「香藕園」や様々な宝物を展示する「霊宝館」など見どころにも事欠きません。

〒639-0276 北葛城郡當麻町當麻1263 TEL 0745-48-2001


弁財天 「愛嬌縁結びの福宝」

安倍文殊院


七福神の紅一点弁天さまは、インドの水の女神です。美しいお姿で知られていますが、八本の手に多くの武具・法具を持つお姿でも表されるとおり、困難に立ち向かう強い力もお持ちです。 平時は穏やかな女神さまで、美しい琴の調べに象徴される技芸の徳の他、愛嬌縁結びの神さまとして親しまれています。安倍文殊院では金閣浮御堂にお祀りされています。

 智慧の文殊さんとして有名な安倍文殊院は、「合格祈願」の参拝者が後を絶ちません。ご本尊は快慶の代表作で、文殊菩薩像としては日本最大の像(7メートル)です。弁天さま(辯財天)をお祀りする金閣浮御堂も見事で、境内には、春は干支のパンジー大絵馬、秋はコスモス大迷路と、見どころも満載の寺院です。
〒633-0054 桜井市安倍山 TEL 0744-43-0002


恵比須天 「商売繁昌の福宝」

おふさ観音

   

恵比須天は、いざなぎ・いざなみ二神の第三子で名を夷三郎といいます。七福神唯一の我が国古来の神さまです。 もと漁民の神として、海運守護、大漁の徳をお持ちの他、特に商売繁昌の霊験があらたかで「エビスさん」として知られています。

「積の観音さん(癪の病をとる、の意)」として広く信仰されている観音霊場。一年中花が咲き乱れる「花まんだら」の寺としても親しまれています。また「円空庭」とよばれる庭園も拝観できます。
〒630-0075 橿原市小房町 TEL 0744-22-2212


福禄寿神 「開運出世の福宝」

談山神社


福禄寿は、その名の通り福・禄・寿の三徳の神さまで、鶴亀を連れたおめでたいお姿で描かれます。 あらゆる福寿の神として知られていますが、特に幸福を招来する人望の徳を授けられます。

藤原鎌足公を祀る談山神社は、日光東照宮のモデルとも言われるとおり、重要文化財の華麗な建造物が実に17棟も居並びます。木造の十三重塔は日本でここだけ(普通は石塔)。特に秋は大和屈指の紅葉の名所としてにぎわい、「けまり祭り」も広く知られています。
〒633-0032 桜井市多武峯 TEL 0744-49-0001


寿老神 「長寿延命の福宝」

久米寺


寿老神は不老不死を象徴する神さまで、玄鹿(くろしか)を伴う老人のお姿で表され、生命を司る南極星の精(寿星)としてあがめられています。 長寿延命と共に、健康の徳を授けられます。

久米仙人の逸話でも知られる久米寺は、弘法大師さまが「大日経」にはじめて出会われて、真言密教を宣布するきっかけとなった根本霊場です。あじさい・つつじの名所としても知られています。
〒634-0063 橿原市久米町 TEL 0744-27-2470


大和七福八宝めぐり 朱印用授与品


交通アクセスマップ


ご協力

大和七福神八宝霊場会(管理 當麻寺中之坊)