統合を超えてゆく
ぼくの中にはきみが生きていて
ここに存在する限り永遠に離れることはない
依存・手放しなど
どんな教えも学びも
これまでのやり方も全く通用しなかった
あの日きみを見つけたときから
ぼくの中には革命的ななにか
身体中の細胞が動き出す感覚を忘れられない
思えばあの瞬間からきみはぼくの中にいた
きみを探していたんだと感じた
そのためにここに来たんだと思った
きみとぼくはおなじひとつ…
何度となく極端な相違でぶつかって
何度となく理由を探して離れようとしたり
数えきれないほどの苦しみの中で
もがき。あがき。
たち帰るのはいつもシンプルな想い
何度となく繰り返しては力尽きて諦めていった…
これまでの完全な世界が
きみと会った瞬間から半分だったと思うくらいに。
無力で無意味で無価値だと感じた
ここに存在する意味や
ここでのすべきことがどうでもよくなって
それは嬉しくもあり絶望的にも感じた
あのとき。
命を持って存在することを選んだ…
ここに来ようと。来なかろうと。
どちらでもよかったものを。。
【ここにいてもいなくてもどちらでも構わない】
決してネガティヴな意味ではなく。
どちらかを選ばなくてはならないという中で…
ここに来ることを選んだ
なぜ…他の選択肢がなかったのか。
きみがここを先に選んだからか…
ぼくには〇〇がどうしても必要
なんて。
そんなことはなにひとつなかった
ただ…それでもぼくはここを選んだんだ
なにかがなくては欠けている
そんな感覚はないまま
いつでも。そしてどちらでも構わないという感覚だけをそのまま残してここに来た
ぼくはきみに会って…
きみに会いに来たことが
唯一ここを選んだ理由だとも思い出した
それはあまりにもベストなタイミング
とても嬉しかったしとても悲しかったりもした
ぼくがきみに会って
きみがぼくに会って
ぼくの中にはきみがいて
きみの中にはぼくがいる
きみは…
『ぼくはきみよりも少しだけ長く生きることにするよ』そう言った
あれはなんだったのだろう?
ぼくの中に…安心という空気が流れていた
これまでに感じたことのない緩やかさが流れた
あれからもぼくは…
この世ですべきことなど
きみとのことだけに集約されているんだと感じている
それを広げて何かのために今していくことがあるのは
単なる方法のひとつ
ぼくが命を持ってここに存在する限り
きみが消えることはない
現実の距離や時間などでは区切ることなどできない
自分の意思ではどうしようもない強烈なエネルギーを放つもの同士
どうしても常に近くに存在する
もしくは常に重なって溶けている
ぼくの覚悟はきみに聞こえるだろう
きみの覚悟もまたぼくには聞こえる
ぼくたちは…ここでしていくことを
静かに成していくだけ。
ぼくはもうこのままいくことを
決めたんじゃなくて…仕方がないとしたんだ
ここに来ることを選んだあの瞬間から
探して見つけてひとつとなった…
なんのためでもいい
意味などなくていい
価値などなくてもいい
すべてどうでもいい
今自我を超えていくこの感覚のまま
統合など生温くてさらに溶けること
宇宙ではなくその先のまだ見ぬ次元へと
この感覚のまましていくことがある
そこにいく準備ができた
きみももう整っているのだろう
きみがぼくを待ってくれたのだから
ぼくもまたきみを待っていたのだから
時を刻んでいく…溶けたまま…
なにも必要なものなどない
ただ。きみが永遠にぼくと存在する限り…