小山昇出版記念講演会に参加して(続き)

2017.12.23 00:00

前回は、

1.口癖について

2.大変について

書いてみました。


今回は、

3.無借金は社長の『犯罪』についてです。


黒字倒産という言葉があります。

これは利益が出ているのに関わらず、キャッシュ(現預金)がなくなり、倒産に至るケースです。

資金繰りに問題があります。


小山昇さんは経営塾の塾生の実例をお話しをされました。


海外展開を始めるため、社内のNo.2を派遣しました。

少し経った頃、そのNo.2が病気で倒れたと連絡を受けたそうです。


その塾生の社長は、どうすれば良いかを、小山さんに相談されたそうです。


小山さんは一言、社長がすぐに飛ぶべきだ‼️と…


その社長さんはアドバイス通り、すぐに海外にいるNo.2.のもとに駆けつけました。


そして、そのNo.2が難病であることがわかったのです。


手術すれば治る病気ではあったそうですが…海外では手術出来なかったのです。


皆さんはその社長はどうされたと思いますか?


手術費用は300万ぐらいかかるそうです。

ですが…施設がない。


皆さんならどうされますか?


なんとその社長さんは飛行機をチャーターし、日本に連れ帰ってきたそうです。


チャーター費用は1,200万。

治療費と合わせて1,500万。

社長はNo.2のために出したのです。


この企業には30名程度の社員さんがいたそうですが、離職率は0になりました。

業界として新入社員が入りにくかったそうですが…

この話が周りに伝わり、新入社員が毎年入るようになりました。


このような話を小山昇さんがされていました。


この1,500万円というお金がすぐに出るのか?というところがあります。


潤沢な資金が手元に悪化あったからに他なりません。

その資金を借入をして手元においていたのです。


今回の件で融資をお願いしたとしてすぐに下りるのか?

事業目的に関係ない内容であり、金額的にも難しいのではないでしょうか?


私自身も無借金経営が良いと思っていました。

経営していくため、臨時の個別の事象に対応するため、何より社員を路頭に迷わせないためにも必要なことだと学びました。


仮に1億借りて、1億手元にあれば、実質無借金経営です(笑)


利息が勿体ないと思うかもしれませんが…

毎月資金繰りに追われ、不安になるくらいなら、安心感を得られることを考えれば安いものではないでしょうか?


経営者の方は多くの不安を抱えています。


その不安を減らすためにはちょっとしたアイディアで解決出来たりもします‼️