アシンメトリーよさこいパンツ
タイトルのとおり、左右でデザイン・生地・色・仕様などディテールを変えたよさこいパンツについてです。
よさこいパンツというとどのようなものがあるでしょうか?
ストレートパンツ、ブーツカットパンツ、フレアパンツが一般的ですね。
※今回は袴に関しては省かせていただきます。
よさこいパンツでは一番大事なのが動きやすさとなります。
次に素材、またプリントを入れる面積や仕様へのご希望でしょうか。
動きやすいさに関しては、通常の街着と違って、弊舎に関していえばどれだけストレートのフィットしているように見えるパンツでも、踊り衣装パンツなのでゆとりをしっかり入れてあります。
これは演舞中にやぶれ・破損・踊りにくさを防ぐためです。
次に素材ですが、細めのパンツをご要望だったり、激しい演舞のチーム様にはストレッチをお勧めしております。
しかし多少のストレッチは織りで出しているものであり、ポリウレタンなどのPU糸(つまちゴムのような伸びる糸)を使用していないため、伸びるといっても限界があります。
感覚としては、屈伸したときにひざが若干楽くらいにお考えいただくのが良いでしょう。
なのでもっとしっかり伸ばしたい方は、ストレッチ生地の中でも、ゴム糸を使用した素材でパンツを製作する必要があります。
市販のレギンスのような生地でご想像ください。
しかしもっと見た目的に、はっきりわかる形でアピールしたい場合、アシンメトリーデザインをご要望されることが多々ございます。
上記画像のように左右で柄生地を変えると、一番わかりやすいデザインとなります。
また、下画像のように、右側だけに切り替えや異素材の組みあわせを施すのも、まとめやすいアシンメトリーデザインとなります。
その他、左右どちらかにだけアウトポケットを貼り付けたり、片方にだけフレアの腰巻をつけたり、これもアシンメトリーになります。
アシンメトリーの良さは、動きや角度によって衣装の変化を多く感じられる点です。
この時、最も注意していただきたいのが、左右の重さをなるべく変えないことです。
片方にだけ重い生地、副資材などをつけると、着崩れの原因になったりします。
デザインの中で、そのような現象が見られたときは、製作前にアドバイスさせて頂いております。
もちろんサンプル時での確認もできますので、もし興味のある方は、一度アシンメトリーパンツに挑戦してみてください。