ドラゴンボールから学ぶ3つの超勉強術
全然隠していませんが、私ドラゴンボールが大好きです。
たまに生徒にその好き度を語りすぎてちょっと引かれますが、
ドラゴンボール超も好きですし、
来年映画もやるそうで今からワクワクが止まりません!映画20作目!
そんなドラゴンボール、生徒の中にも知っている子が居て、
比喩やたとえで使ったりすると好評だったりします。
お、これはブログの記事になるんじゃないか。というよりむしろなぜ今まで触れてこなかったのか。
そんな想いから、本日は超有名漫画『ドラゴンボール』を題材にして、
勉強にも役立つ方法論や考え方を学んでいきます。どうかお付き合いを。
知らない方も、随時紹介するその超弩級の物語を楽しんでいただければ幸いです。
ドラゴンボールとは…
『ドラゴンボール』。それは日本で一番有名なマンガと言っても過言ではないでしょう。
とはいえ、最近の生徒達に「ドラゴンボールって知ってる?」って訊いても、「名前だけは」なんて子もいます。世代によって必要ないという方も多いでしょうが、一応、紹介だけはしておきましょう。
『ドラゴンボール』は、僕と同じ歳の(1984年の代に連載が始まった)国民的漫画。作者は鳥山明先生。7つ集めると願いが叶うドラゴンボールという秘宝と、主人公の孫悟空一家を中心に描かれる冒険譚です。胸熱の設定と多彩な技や人気キャラクターが目白押しで、瞬く間に週刊少年ジャンプの黄金期の看板漫画となりました。その舞台は地球だけではなく天国や地獄、他の星や他の宇宙にまで及び、今もなおその世界は広がり続けています。アニメは『ドラゴンボール』『ドラゴンボールZ』『ドラゴンボールGT』『ドラゴンボール改』『ドラゴンボール超(スーパー)』、ゲームはギネスに認定されるほど出ています。クリリン、かめはめ波、ベジータ、フリーザ、元気玉、魔人ブウ、ポイポイカプセル、なんて単語、あなたもどこかで聞いたことがありますよね。なければ、主人公の「孫悟空」という名前と、「ドラゴンボールは7つ集めると願いが叶う」という設定だけ覚えておきましょう。
延々と語れそうです。
ええ、ええ、でも本日はそれが本題ではありませんから、細かい紹介はここまでにして、早速、日々の勉強に活かせるポイントを今日は3つだけ並べていきましょう。
さぁ、ドラゴンボールから学ぶ超勉強術開幕です!
其之壱 修行すれば強くなる。強敵と戦えば強くなる。
ドラゴンボールの基本的な流れは、主人公の孫悟空が強い奴をどんどん倒していく、というものです。
もちろん敵はどんどん強くなりますから、悟空は修行をしたり新しい技を覚えたりして、自分を成長させていきます。結果、同じサイヤ人の王子であるベジータや色んな神様たちをも追い抜いて、最強の戦士となっていくのです。
ここからわかることは、勉強も同じだということです。
基本的に勉強はどんどん難しくなっていきますから、生徒たちもどんどん成長しないと立ち向かえなくなっていきます。そして、そこで成長するために必要なものは、修行です。
修行とは、自分へ負荷のかかる練習を習慣的に行うこと。自分の負荷にならないことをいくらやってもなかなか成長しないのは、強さも点数も一緒です。
悟空は日常的に組手をしたり、10倍・100倍の重力のもとで筋トレをしたり、自分で撃ったエネルギー波を自分で受け止めたりして強くなります。
生徒の皆さんも、悟空に倣って、日常的に単語や計算練習をしたり、過去問を解くときなどに時間をあえて縮めてみたり、自分で自分に問題を作って解いたりして、自身の勉強力を高めていきましょう。
また、悟空には多彩な修行相手がいました。
武術の師匠である亀仙人のもとで基礎的な修行に励む際も、ライバルであり親友でもあるクリリンと切磋琢磨して成長していきました。
あなたも一緒に勉強を頑張る仲間を作って、切磋琢磨し成長していきましょう。特に、なかなか楽しみが見出だせない基礎的な暗記などは、ライバルと競ったりすると効果的かもしれません。
そして、悟空が最強への階段を昇っていった物語をみてもう一つわかることは、強くなるには強い敵が必要ということです。
勉強でいえば、高い目標という感じでしょうか。
自分を更に高みへもっていくには、そこへ行く理由、つまり高い壁が必要になります。苦しみ、ときには失敗をし、悟空も私達も階段を登っていくのです。悟空は最強への、私たちは勉強のね。
天津飯、ピッコロ大魔王、ピッコロ、ラディッツ、ベジータ、フリーザ、セル、魔人ブウと悟空の敵がレベルアップしていったように、生徒たちの目標も、60点、70点、80点や中間テスト、期末テスト、入試などレベルアップしていきます。
「オラ、ワクワクすっぞ」的な精神で、あえて壁にぶつかっていきましょう。ドラゴンボールがないから生き返りはしないけど、勉強で死にはしません。
修行と強い敵、そしてそれによる困難が、あなたを強くするのです。
其ノ弐 知らないと損をする
ドラゴンボールを七つ集めると、神龍(願いを叶えてくれる龍)が出てきて、願いを叶えてくれます。
この願いには、「不老不死になれる」や「死んだ人を生きかえらせることができる」等、強力な効果があります。
地球にもあるドラゴンボールですが、その発祥の地はナメック星という星です。
宇宙空間に存在する惑星サイズの球「願い球」の欠片から削り取られたものを、一部の天才ナメック星人が加工したものがドラゴンボールです。いわばオリジナルですね。ですから、ナメック星の神龍(ポルンガ)は地球のそれよりも大きく、願いを叶える数も3つと強力でした。
ある時、宇宙の帝王であるフリーザは、ナメック星でこのドラゴンボールを七つ集めることに成功しますが、神龍が呼び出せず、結果願いを叶えることができませんでした。
ナメック語を知らなかったので、七つの球から神龍を呼び出すことができなかったのです。ちなみに私は呼べます。「タッカラプト ポッポルンガ プピリットパロ」。
ここからわかることは、知らないことは損を招くということです。
特に、自分が達成したい目標がある場合は、それについてしっかりと下準備をして、必要な情報を手に入れておきましょう。今の時代はスマホやネットで簡単に調べ物ができますから、いくらでも情報を集めることができます。当時フリーザがスマホを持っていたら、今頃地球はなくなっていたかもしれません。
ただし、ネットの世界はまだまだ玉石混交、正解も不正解もゴロゴロしています。辞書の活用や、大人の手も借りながら、自分で情報の取捨選択ができるようにレベルアップしていきましょう。私たちが生きているのは今や単なる情報化社会ではなく、情報化社会超(スーパー)です。
また、ドラゴンボール内にはスカウターという戦闘力を把握する機械があります。よく壊れるのですが、それはさておき、数字で情報を管理することは大変わかりやすく頻繁に戦闘民族と相対する機会がなくともオススメです。
例えば模試の結果が数字ではなくて「よくがんばっています」「おおむねオッケー」等だったらどうでしょう。よくわかりませんよね。
偏差値や内申、合格率などの数字で、自分の勉強の立ち位置を管理しましょう。それはスカウターがなくてもできることです。
其之参 一人で生きているわけじゃない
悟空にはたくさんの仲間がいます。
そのうちの数人はZ戦士とも呼ばれ、一緒に戦ったり宴会をしたり時にはぶつかったりします。
そして、「基本的にみんなにフランク」な悟空の特性からか、憎き敵もいつの間にか仲間になり、仲間はどんどん増えていきます。今じゃフリーザも破壊神も全宇宙を統べる(きっと一番強い)全王さえも悟空に味方したりします。
そんな悟空みたいになったほうがいい、という話ではありません。
実は悟空はプライベートでは役に立たない駄目なお父さんです。奥さんと息子が二人いますが、奥さんからはもっと働いて稼いでほしいとしょっちゅう言われています。しかし、いくつかチャレンジしたお仕事も、結局サボって強くなる修行をしてしまうのです。もはや病気です。狂人です。
そんなダメ人間の悟空なのに、仲間が増えるのはなぜでしょうか。
悟空自身の強さやそのキャラクターにも理由があるでしょうが、きっと、周りにいる人がやさしいのです。素敵なのです。
悟空と幼い頃から一緒に旅をしてきたブルマは、自分たちの地球を滅ぼそうとしたサイヤ人の王子ベジータの孤独をそばで支えて、やがて彼と恋に落ち結婚します。
親友のクリリンも自分たちを殺そうとした18号と結ばれます。
悟空の息子の孫悟飯はいつまで経ってもそんなダメ親父の悟空を尊敬し「さすが父さん」と褒めまくります。
みんな心が広いのです。
そんな風に心を広くして生きようというわけでもありません。
大事なことは、人は一人ひとり違って、てんでバラバラで、それでもつながることができるということです。
悟空だけではなく、私達は常にどこかの誰かによって生かされています。今着ている服も、使っているPCやスマホも、きっと他の誰かが居なければここにはないでしょう。そのことをきちんと理解して、感謝して、勉強をする上での武器にしましょう。
私は、あなたは、一人じゃない。
悟空の必殺技に「元気玉」と呼ばれるものがあります。これはみんなの元気を集めて敵にぶつけるという最大最強の荒業です。悟空も「ここぞ!」というときに使います。
ちなみにこの元気玉は超サイヤ人の状態だと邪気が混ざって使えないのですが、映画で人造人間と戦った時には…【長いし不要なので中略します】…ということでした。この必殺技、ぜひあなたもテストや受験や勉強のときに使ってみませんか。
私は一人で生きているわけじゃない。そのことが、エネルギーになることがたしかにあります。
苦しい時、辛い時、もう限界だと思った時、ふとそのことを思い出してみましょう。「私は一人じゃない」。そんな不変の事実が、あなたにもう一度力をくれるはずです。
それが、あなたが使う現実世界における元気玉です。
人は、人と人の間に生きるもの。だから、人間といいます。ドラゴンボールは、そんなことまで私達に教えてくれるのです。
ただ、彼ら、クリリンやヤムチャ以外の多くの戦士が宇宙人だったりします。そんな彼らがとっても人間らしいなんて、なんとも不思議な話ですね。
そして、ここまで読んだあなたは、もうこれで立派なドラゴンボールファンの一人になりました。僕もそうです。
好きなものが同じってことは、僕らは仲間です。一人じゃない理由の一つに、これも加えておいてくださいね。
まとめ
以上が、ドラゴンボールから学ぶことです。本当は7つ集めたかったんですけど、長さの関係で断念しました。次回をお楽しみに。
そして七つ集めた暁には…
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
私はミスターポポが好き。