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パラントし続けた一日🎶

2017.12.17 15:12

カタックで踊るリズムを口で唱えることを「パラント」をするまたは「ボール・パラント」をすると言います。ヒンディー語で「パラント(पढ़ंत)」は「読む、唱える」などを、「ボール(बोल)」は「言葉、歌詞、フレーズ」などを意味します。

今日は、ジュニア・クラスおよそ60~70名の中間試験があり、朝10時過ぎから17時まで、途中10分ほどの休憩を挟んでぶっ通しで試験があり、終日試験室に座ってパラントをしていました。入門~初級レベルのクラスなので、1回聞けば、一応機械的なパラントはできるのですが(抑揚とか発音とかを気にしなければ)、殆どが初めて聞くものばかりなので終始集中力が試されましたし、中には初級レベルとはあなどれないようなトリッキーなものもいくつかあったり、楽器(タブラ、ハルモニウム)の演奏者とのコンタクトや、踊り手の拍のズレをコントロールしつつ進めなくてはいけないので、内心心臓バクバクでした!!試験の前半・後半で音楽家の方たちが変わったのですが、演奏者との相性もあるなーと感じました。

とはいえ、ディーディーから名指しでパラントに指名してもらえたということは、少しは信用されていると思いたいところだし、その信用を裏切らないように努めたつもりです…。

また、さすがに7時間近くパラントし続けていたので、発音や抑揚の練習にもなりました。初めて聞くボールや同じ音節が繰り返されるリズムはイントネーションが難しいので、なかなかやっててシックリこないし、こっちが乗ってパラントしないと踊り手の人も踊りにくいだろうと思い始めると、ますます自意識過剰になって落ち着いていられなかったり…。かなり責任重大です。2年前にパフォーマンス試験のパラントを任されたことがありましたが、当時も自分が踊る以上に、人の伴奏は緊張するなと思いました。

でも、私がカタックを好きになった理由の一つは、この「パラント」というものがカタックの一部にあったからこそのような気がします。上手なパラントを聞くのも、自分がパラントを工夫するのも好きです。それによってリズムが視覚的に見えるし、踊りも彩られると思うからです。…道のりは長いですね…。