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日本たなご釣り倶楽部

生物多様性って…。

2022.04.27 17:29

 皆様お元気でしょうか?暑いし、雨だし何だかよくわからん天候なので体調の方お気を付けください。(因みに私は気温の上げ下げの幅が大きいとダメージが大きいですねw)

 で表題の通りのお話ですが某環境団体の方から質問状を頂きました。それによると当倶楽部の池からたなごが逃げ出すと遺伝子汚染になるとか…。また施設が洪水により水没したらどうするのか?とか良く理解できません。水没に至っては当該施設の所有者である漁協の問題でありますし、責任の所在は?とか言われましても返答いたしかねますとしかお答えできません。また当倶楽部と同じ事をゼニタナゴでやっておられる様ですがその場所も河川敷の脇ですし、当倶楽部の池が水没するより先に水没するのはそちらですし、堤防が切れたら同じです。またその種が利根川流域と言う事ですが利根川流域で確認されていたのは30年~40年以上前の事。ましてや手賀沼産であればさらにその前です。もしその種が生存していたとしても遺伝子は濃く、とても弱い個体になっている筈です。たなご類を飼育されている方はご存じでしょうが水槽で飼える個体数からはその種だけでこの年月はとても維持管理出来るものとは到底思えませんどこかの研究団体から入手したとのお話ですが維持管理するにあたり他の血統が当然入っている筈です。当時は遺伝子云々など言われておりませんし、研究機関も同種であればやむなしと言った所だと思います。またその種が利根川水系のものか証明する事は本種が利根川水系では見ることが出来ない種ですし、証明することは不可能に近いものだと思います。稀に釣れるようですがどなたかが不要になった個体を放流したものでしょうし、それがここにいた種であると証明する手立てはもはやここに存在しない種であれば当然出来ない筈です。元々ゼニタナゴは一種、アカヒレタビラは亜種含め3種しかいない筈なのですが遺伝子が云々言われますとその種は膨大なものになります。また若干の色や歯が違うとかそれはその地域の食性や環境によるものが大きいので違う種を持ち込んだとしても同じような姿になる筈です。それが生物多様性ではないかと思われますが如何なものでしょうか…。また琵琶湖固有種と言うのも不思議な話で琵琶湖のほとりに移り住んだ渡来人の方々が持ち込み放した魚が殆どです。つまりは外来種です。環境省が環境保護の象徴としている朱鷺も外来種です。矛盾だらけなんですが皆様どうお考えになりますか?馬鹿な私はその理屈が解りかねます。私個人には明確な基準もなく自分たちの都合だけで決めているだけにしか過ぎないようにしか思えません…。自分の意に添わなければ殺処分。まるで世界大戦時に某国に存在した機関と変わりません。これでは生き物が可哀想です…。

 さて話は変わりまして当池のお話。現在も汚泥の除去作業中です…。

 汚泥を崩し流す作業をしているのですが写真を見てお解りの通り老朽化している排水溝が水を飲み込まず、ポンプで抜きながらの作業の為、実に無駄な時間がかかります。しかも漁協にはその設備がありません…。自腹で道具を購入するやら他所からお借りするやらまたまた大変です。然しなんとかならんもんですかね。誰か妙案ありましたらご連絡ください。

 さてまたまた話は変わりまして当池にまたまたお客様がと言っても倶楽部員の方ですがたなご釣りの伝道師(本人はそんな大それたことは言ってないとか)としてお馴染みの5代目おかめ寿司の長谷さんが鈴木顧問とご一緒に当池にいらっしゃいました。大変明るい人柄でお話も流石にお寿司屋さんの大将です、見事な話運びで本当に楽しいお話を一頻りさせてもらいました。また釣果もいつになく釣れて本人はとても満足だったみたいです。この時期の美しいたなごに酔いしれて頂いたご様子。お誘いして良かったです😊

 さあいよいよ黄金週間です。蔓延防止もあけ、遠征に行かれる方も多いでしょうね。道中お気をつけて行ってらっしゃいませ。そして楽しいお話をまたお聞かせくださいませ。お待ちしております。

 ではまた。