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長期運用とは何か??FPが解説

2022.08.09 20:51

MBA・FPオフィスALIVE代表の國弘泰治です。

今回は長期運用について説明します。

長期運用とは何か??

資産運用は長期運用と短期運用がございます。

その中でも、長期運用は短期間で売買を繰り返すのでなく、長期間で株や投資信託などの金融資産や現物資産を保有することをいいます。

現物資産というのは不動産といった長期で資産運用をする方法です。

そこで長期運用にはどんな目的としてふさわしいか説明していきます。

長期運用にはどんな目的としてふさわしいか??

長期運用には3つの目的にふさわしいと言われています。

それは住宅資金、教育資金、老後資金で、人生の3大資金といわれているものです。

住宅資金

FIRE関連の本やFIRE関係のYouTubeでよく聞く人もいると思いますが、住宅ローンで購入は絶対ダメだというお話を聞いたことはないでしょうか?

もともとFIREはアメリカの話ですし、日本で住宅を購入するのであれば金利も他国と比較したら圧倒的に金利も低く、単利なのでその点はいいかなって思います。

更に日本で住宅ローンを活用してマイホームを購入することは、住宅ローン控除で税金を安くすることが可能です。

教育資金

小学校から大学までの学費や高校や大学受験のための塾代といったことを考えれば大きな金額になります。

小学校から大学であれば16年、小学校から医学部や歯学部そして薬学部や獣医学部をといった大学に進学となれば18年となります。

小学校から大学まで資金を作るとなればすべて国公立でも毎月万単位のお金を貯めていかなければなりません。

そのため長期運用があっていると言えるわけです。

老後資金

老後資金に関しては、年金だけであれば老後生活の最低収入に追いつかずと言うところになります。

更にはマクロスライドで年金額もある程度維持できているといわれていますが、将来維持できるかというとできない可能性は十分ございます。

そのためゆとりある老後を目指していく上では長期での資産運用は重要となってきます。


このように考えていくと長期の資産運用は人生3大資金に有効の投資方法といえます。

次に長期運用で押さえておきたい内容について説明していきます。

長期運用の「長期」以外で押さえておきたい基本

長期運用は資産運用の中では基本といわれており、運用するうえで押さえて「長期」以外おきたい用語について2つ説明していきます。

「積立」と「分散」です。

積立

毎月〇万円もしくは〇千円と積み立てていく方法で、長期運用の中では最も基本といわれています。

積立型の金融商品はつみたてNISAやiDeCoそして海外積立投資などといったものが代表的です。

分散

分散は3つの分散があり、内容としては①資産②地域③時間です。

資産の分散は、株式や投資信託そして債券といった金融商品などの異なる金融商品を併せる投資方法を言います。

円やドルそしてユーロなどの異なる地域の通貨を併せて保有する方法です。

1回のタイミングでなく複数のタイミングを見て購入する方法を言います。

このように考えると長期以外であれば積立や分散が長期の基本となってきます。


人生3大資金を得るためには長期・運用・分散が重要となってきます。

つみたてNISAやiDeCoそして海外積立投資といったオフショア投資以外にも最近では仮想通貨の積立式のものもあったりします。

ただしポンジスキーム(いわゆる詐欺案件)には気を付ける必要がございます。

まとめ

長期運用は、人生3大資金を運用する目的であればコツコツと運用していく形式なのでお薦めといえます。

短期で利益を大きく上げたい人や億り人を狙っているような方は正直お勧めできないといえます。

FIREに関しても、定年より10年早くリタイアを目的にしているとなれば合うでしょう。

ただ長期運用をするにしても金融商品に投資するにしても、不動産のような現物商品に投資するにしても合う合わないがあるのは一つです。

不動産投資をしたいとなっても、年収が400万円満たない場合であれば、不動産投資に興味ある人でもお断りさせていただいています。

金融商品や現物商品への投資はInstagramなどのSNSや友人のお薦めで決めるのでなく自分の属性で決めることがお薦めです。