合衆国の歩み8-アラモの戦いテキサス併合
2022.04.29 11:51
1845年2月28日、アメリカはテキサスを併合した、それまでここは1836年から共和国だった。21年からスペインから独立したメキシコがテキサスを引き継いだ。その当時ここには2200人しか人口がおらず、メキシコはアメリカから移住を奨励して、テキサスの人口は爆発的に増大した。
メキシコ政府は、アメリカからの入植をストップし、アメリカが持ち込んだ奴隷を禁止し、武装を縮小しようとした。メキシコ政府と住民は35年にアナウワクで騒乱事件を起こして、住民はメキシコ軍を追放したことを契機に、テキサス独立革命が勃発するのである。
テキサス側は、米英戦争で活躍し、テネシー州知事にもなったサミュエル・ヒューストンが最高司令官となり、アメリカからの支援を募る。そして36年にメキシコ軍との間で、アラモの戦いが起きる。この戦いは砦を守る守備隊200人が全滅するという敗北だったが、命を懸けて自由と独立を守る象徴として神話化された。
サン・ジャントンの戦いでメキシコ大統領が捕虜になり、36年にテキサスは独立した。アメリカは奴隷制のあるテキサス併合には躊躇したが、メキシコに取られても困るので、結局奴隷制維持のまま併合した。特異な歴史を持つテキサスは、アメリカの中でも個人の自由と独立の風潮が強い。