Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

マヤ

『聖夜②』(続•臣隆妄想劇場87)ショートバージョン

2017.11.14 19:20

隆二「健ちゃん、今日はお客さんだから、リビングでゆっくりしててよ」




健二郎「なんか手伝うことあったら言うてや」




隆二「あ…そうだ‼︎だいぶ前に健ちゃんと一緒に買いに行ったラジコン…

蓋だけ開けて放置してんだ」




隆二「健ちゃん組み立ててよ」




健二郎「え?お前、あれまだあのままにしてんのか?何年経っとんねん」




健二郎はリビングに入り、コートを脱ごうとして、

部屋の隅に置かれたクリスマスツリーに目をやった。




健二郎「え?これ二人で飾りつけたん?」




臣「ん、昨日ね」




健二郎「えらい本格的やなぁ」




臣は健二郎のコートを預かり、ハンガーに掛け、自分は専用の前掛けを着けた。




すると、別の部屋からラジコンの箱を持って、隆二がやってきた。




隆二「へいっ!健ちゃん、よろしく」




そう言うと、ラジコンの箱を健二郎に手渡した。




健二郎「うわっ⁉︎お前…上蓋空けてそのままやんけ…」




隆二「時々蓋開けて中見るんだけど、そっから進まなくて…」




健二郎「マジか…」




ふと、前掛けを着けてやる気満々の臣を見て、隆二が言う。




「臣、キッチンのことはいいから健ちゃん手伝って」




臣「ん?いいの?」




健二郎「嘘〜っ‼︎隆二料理すんの?考えられへんな」




隆二「うっせ」




臣「健ちゃん、シャンパン飲もっか?」




健二郎「おっ!いーね」




シャンパンで乾杯し、健二郎が持ってきたアテをつまみながら、二人でラジコンの組み立てに取り掛かった。




続く