毎年恒例の藤鑑賞(奈良・春日大社)
2022.04.27 09:35
タロット読み師のアドリアーナです。
毎年、奈良の春日大社にある「萬葉植物園」に藤の花を観にいきます。
宇治の平等院鳳凰堂の藤も好きなのですが、私の居住地からは電車1本で行ける奈良の方が便利な上、藤の種類と仕立てが萬葉植物園の方が圧倒的に素晴らしいのです。藤棚から下がるタイプではなく、1本仕立ての姿をこれだけたくさん見ることができるのは他ではそうそうありません。
今回、2022年は例年よりも満開が1週間早かったとのことでした。藤は日中の高温で光合成のエネルギーをため、夜に気温が上がると一晩で花房を10cmも伸ばすそうです。しかし今年は夜が寒かったため、花が長く伸びないまま満開となってしまったそうです。
平安時代から、高貴な花として貴族の間で人気のある藤
当時は「桜」ではなくて、圧倒的に「藤」なんですね。
前日は嵐のような大雨が降り、この日も曇天が続いていました。しかしそのお陰か、より一層緑が濃く見え、葉や花に雨の雫があってきれいでした。植物の撮影はあまり強い光よりも曇りぐらいがきれいに写ると思います。
本当の満開時期は少し逃してしまいましたが、今年もこの甘い藤の香りを楽しめました。
帰り際、行きつけの書道洋品店に立ち寄って水墨画用の青墨や篆刻用の石材を購入。
Stella Maris Adriana