Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

痛い、と口にする大切さ。身体調律日誌

2022.05.02 04:59

今日の身体調律日誌。

本日 スタジオにお越しになったカラダさまは、

今月末に、新島でのトライアスロン大会に出場予定のカラダさま。

ただ、

昨年後半から転職されたのをきっかけに、
仕事の波に案の定、飲まれまくってしまい

それまで、どんなにお仕事が忙しくても
天候がよくなかったとしても続けていた

ランニング・トレラン・自転車・水泳などなどが、
一気にご破算になってしまい

半年近く経過した今のなれば、
予定の無い休日でも、一歩も外に出ないようにまで成長してしまったそうな。

しかし、今月末にはトライアスロンが控えている・・・
このままではまずい。

そういう想いから、この地下への階段を降りてくる決心を決めた。

そして、さっそくセッションが始まるわけなのですが

前回のブログでも、この【身体調律スタジオUのセッション】を紹介されたことを記事にしましたが、

たしかに、私のセッションは痛いと思います。

もちろんそれは、痛くすることが目的ではないのですが
痛いか痛くないかと言えば、まあ痛いですね。

実際、今回のこの方も受けていて、相当痛いはず。


だが、この方 全然痛いと言わない。

痛いはずなのに、痛いと口にしないのだ。

実はこれ、

ここでのセッションではよくある展開で、

数ヶ月近く、身体を動かすことから離れてしまい
身体感覚が低下してしまうと、

『身体が感じたことを、感じたまま素直に口にする』

という反応すら忘れてしまうのだ。

それはけして、痛みという感覚に限ったハナシではない

美味しいも、楽しいも、悲しいも、怒りも、

それこそ喜怒哀楽全般、感じたものを素直に表現する
口にすることに意識が向かなくなってしまうのだ。

そのあたりを調律していくことも、
身体調律の世界では、とても大切なこと。

なので、
とにかく前半は、セッション中
痛いと口にしていいですよと誘導する。

そうすると、段々と口にすることを思い出す。

そうすると、段々と身体の反応が変わってくる。

身体感覚が戻ってくる。

そんなことで?

と、思う方も多いと思いますが

私に言わせれば、

身体が感じたことを、素直に表現できている方はとても少数だ。

そして、

すべからく、そういう方のカラダさまはご機嫌だ。

セッション中、

終始痛がっていったこの方。

もうちゃんと、

意識は月末の新島に向けて動き出したことであろう。