Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

マヤ

『聖夜④』(続•臣隆妄想劇場89)ショートバージョン

2017.11.14 19:30

隆二「健ちゃん…寝ちゃったね」




ダイニングに突っ伏して寝ている健二郎を二人が覗き込んでいる。




テーブルの上には食後の皿と、シャンパンやワインの瓶が並んでいる。




隆二「健ちゃん、酒弱いのに…」




隆二「今日は泊まりだから飲んだのかな?」




臣「結構開けてたな」




隆二は健二郎の側に立ち、耳元で問いかけた。




「風呂入んないの?健ちゃん」




反応はない。




臣「気持ちよさそうに寝てんだから、そっとしといてやろ」




言いながら臣は隆二の後ろに立ち、

自分のガウンごと隆二を抱きしめる。




隆二は腰に絡みつく臣の腕を両手で持ち、




「臣…健ちゃんいるのに…ダメだよ」




「キスくらいなら平気だろ?」




臣が隆二の口角辺りにキスをする。




焦らされているようで、余計に気持ちが高ぶる。




「風邪引くから、先に健ちゃんをベッドに運ばないと…」




「ん…そだな」






ゲストルームのベッドに健二郎を移動し、二人は枕元に、赤い靴下に入れたクリスマスプレゼントを二つSETした。




片方の靴下には、高級ルアー。




これは隆二から。




もう片方にはジョーダンのスニーカーを入れておいた。




これは臣からだ。




「健ちゃん…メリークリスマス」




二人して健二郎の寝顔を見ている。




隆二「幸せそうな顔して…大物釣ってる夢でも見てんのかな?」




臣は隆二を抱き寄せ、




「健ちゃんにも早く幸せが訪れるといいね」




そう言って今度は隆二の唇に軽くキスをする。




「おみ…」




「やべ…まぁたその気になってきた」




「嘘でしょ?健ちゃんいんのに?」




「ん…止めらんない」




「マジか…」




「健ちゃん…ごめん」




そう言うと隆二は寝ている健二郎にヘッドホンをつけ、




音量を小さくして、

安眠のヒーリングミュージックをかけた。




続く