4月は美の国・鉄道編(室蘭本線他)
初めて過ごす4月の北海道は、桜の前座を務める花々が咲き始める季節、天候が安定し海は青く山はクリアに見える季節。春野菜や果物が出始める季節。同じ桜待ちの早春でも、関東とは味わいが異なる、初めて感じる季節。そんな4月の北海道を楽しんでいます。(2022/4/14,15,16,19,23,24)
富良野に向かう途中、日高本線と室蘭本線早来駅に寄りました。上半身は真っ白だった樽前山。雪融けが急速に進んでいます。
久しぶりの早来駅。夕張岳がくっきり見える朝でした。上り苫小牧行を撮るつもりでしたが、下り車線に工事用車両が登場。珍しいシーンが見られました。
安平町は我が国有数の馬産地。同町出身のディープインパクト、ジェンティルドンナに加え、新たにアーモンドアイが町民栄誉賞を受賞しました。早来駅併設の安平町物産館では三頭の偉業を称える掲示物があります。お茶を飲みながら名馬の足跡を振り返る、競馬ファンにはとても素敵な場所です。
富良野から帰った翌日。絶好のお天気なのでお出かけしました。黄金海岸では、有珠、昭和新山、そして羊蹄山までそろい踏み。テンション上がります。
まずは、7時過ぎの東室蘭行。羊蹄山の雪も少し溶けてきたようで、縦に山の地肌が見える箇所が出てきました。春が進んでいます。
風もなく穏やかな朝。羊蹄山に見守られるように、北斗1号(キハ281系)が噴火湾に沿って函館に向かうシーン。絶景を眺めながら幸せな時間です。
黄金から北舟岡に移動します。今まであまり注目したことがない海側ホームにある時刻表がやけに気になります。この時刻表を見ているだけで、1日の間にこの駅で繰り広げられる小さな物語の数々が目に浮かんできます。
この日は、山も海も美しく、遠くまで見通せます。噴火湾対岸の遊楽岳や狩場山もくっきり見えます。
噴火湾ブルー北斗がお似合いの朝です。
通勤通学列車、朝の東室蘭行が到着。
4月19日(火)は、今年初めて、四季島が北海道にやってきました。13:45頃北舟岡駅を通過。今年から白老が終着駅、ウポポイ見学がコースに入りました。乗客の皆さん、春の北海道を楽しんでくださいね~。
別の日です。夕日ショー見学に北舟岡駅。カメラを構える方数名。最近、鉄道ファンというより美しい風景に惹かれて、この駅を訪問する方が多くなりました。
日没は18時30分頃。17:55の室蘭行です。沈む夕日が、涙のように海を照らします。我々の世代には、ザ・スパイダースの往年の名曲「夕陽が泣いている」の歌詞どおりのシーンです。これからの季節、太陽は陸に近づいていく(画面右のほうに沈んでいく)ので、夕日と列車が撮りやすい季節です。
続いて、稀府で交換した長万部行が、到着。大勢が下車しました。
日が沈んでからのお楽しみ。マジックアワーと、駒ヶ岳と、北斗。残照で輝く北斗の顔、狙い通りです。
朝は、さわやか青い北斗。駒ヶ岳の雪も少なくなりました。
真昼の交換、黄金駅。
4月はほんとに、山がよく見え、海の青さが美しい季節でした。別記事で「生き物編」の制作予定です。併せてごらん居ただっければ幸いです。白老鉄日記vol.69「4月は美の国・鉄道編」でした。