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マヤ

『W旦那+(プラス)』第97話 三代目妄想劇場

2017.12.20 23:00

ゲストルームで臣は布団の中に隆二を入れて、しっかり抱きしめている。




「…隆二、オバケが襲ってきたら、

俺を置いて逃げるって言ってたのに…」




「逃げるわけねーじゃん…大切な相方なのに……」




「……それだけ?」




「………」




「お前の……臣のいない生活なんて…

考えられない…」




「……」




臣は隆二の唇を指でなぞり、




「もいっかい…キス……していい?」




「ん…」




あの日から……




隆二の心をずっと揺さぶり続けた臣の唇が優しく包み込んだ。




あたたかくて、溶けそうで、




型に嵌(は)めるようにしっくりくる…




かつて愛した臣の唇………




(おみ…)




深くゆっくりとキスを続ける二人…




しばらくして臣が離れ、隆二の髪に触れながら言った。











「俺たち…もう一度やり直さないか?」










End