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「宇田川源流」【GW特別編集 第三次世界大戦突入か?】 ロシア軍による民間人虐殺と停戦の行方

2022.05.04 22:00

「宇田川源流」【GW特別編集 第三次世界大戦突入か?】 ロシア軍による民間人虐殺と停戦の行方


今年のゴールデンウィーク特別は、ロシアのウクライナ侵攻からそのまま「第三次世界大戦」に進むのかという話をしています。そのために、前半はロシアのウクライナ侵攻の実態に話をしてゆかなければならないと思っております。ちなみに、今回はしっかりと「未公開情報」も多く入れてゆきますので、読んだ人だけ得をするというような話になるのではないかと思います。

さて、今回の内容の中で、世界を最も震撼させ、なおかつロシアに対して非難が高まったのは、民間人の虐殺ではないかという気がします。この件に関しては、ネットの中のロシア擁護派の中には「これは影の政府(ディープステートなどといっていますが)がやらせている」とか「ロシア軍が引いた後にアゾフ連隊が殺したものだ」などというような話がまことしやかに流れています。実際のところはどうなのでしょうか。基本的に、そのようなうわさがあれば、アゾフ大隊がマリウポリの製鉄所の中でウクライナ国民と共んいるということは考えにくくなるでしょう。そのようなうわさがあれば、一緒にいること、特に子供などが一緒にいることはかなり大きなリスクであるというように考えられることになってしまいますので、避難はしないということになるでしょう。また、影の政府のようなものがあれば、当然に、そのような影の政府との間に別な交渉も存在するということになります。そもそも」「ロシアがウクライナに攻め入ること、そしてそれによって多くの命が失われ世界的に恐慌になることによって得をする」という状況がありなおかつ「戦争以外の方法では得られないだけの富や得」があるという状況を作るだけのことがあると仮定することにはかなり無理があるのではないでしょうか。

そのように考えると、今回のロシアによるウクライナ侵攻に関しては、ロシアによる問題があり、その事情が今回の内容になったと考えることが最も正しい内容ではないかと思われます。ここで言う陰謀論は、根拠が薄弱でありなおかつ結果から導き出したものでしかなくて、その必然性を著しく欠く内容であり、なおかつ、その内容が恣意的であると評価されるのではないかと思われます。なお、私は陰謀論を言うことが少なからずありますが、今回のような陰謀論は嫌いです。私の中では陰謀は、当然に「人間が仕掛けたないよう」であり当然に「人間がその仕掛(陰謀)を打ち破ることができる」と考えています。つまり、陰謀は科学し、その元をたどり、陰謀を利用して反作用を起こさせる(このことをカウンター・インテリジェンスといいます)ができるものであり、陰謀であるからといって、そこで思考停止をするものではありません。陰謀であると主張する人は陰謀をたどり、そしてカウンター・インテリジェンスを行うことはしたのでしょうか?現在の陰謀論は、「陰謀だから仕方がない」と思考停止または自分が何もできないことの言い訳でしかないのです。そのようなことをして何の意味があるでしょうか。幽霊や神様と、人間は異なるのです

さて、そのような意味で、当然に「ロシアが始めた侵攻」であるかあるいは「ウクライナが始めたドンバス戦争の延長」とみるかによって解釈は異なりますが、その内容を妥協するために、一時は、ロシアとウクライナの間に停戦交渉がなされました。ゼレンスキー大統領は東部二州の独立を認め、逆にそこまで軍を引くということで停戦が成立しかかったところがあるのです。

しかし、その停戦が不調になり、戦争が継続しているということになります。

この戦争継続・停戦交渉不調ということも、陰謀論者に関しては何か結果論のような話で声高に言いますが、実際はどうでしょうか。

さて、話は急に変わります。

この停戦交渉が功を奏して、または、ウクライナによる抵抗が非常に強く、ロシアが計画通りに侵攻できなかったということから、ロシアは少なくとも東部戦線以外の戦線、つまりベラルーシより入った北部戦線、および海軍から揚陸してオデッサを目指した南部戦線を縮小し、特にキエフ近郊からは撤退していったということになります。その時に、ウクライナ軍が入ってみたものは、民間人の虐殺死体ということになります。

さて、この民間人の虐殺死体。これについてロシア軍は当然に知っていたということになるでしょう。そのために簡単に戦争を停船することができなかった。ときにキエフ近郊のブチャなどは、当然に撤退することになるのですから、必死に隠した後があるということになります。

あえて言いますがこれは明らかに国際法違反ということになります。

流れ弾が当たったということであれば、まだ許される可能性もありますが、完全に拘束したうえで処刑形式で民間人を殺したということになれば、戦争犯罪以外の何物でもないでしょう。

このような「戦争犯罪を許すのか」ということになれば、今後は停戦は難しくなるということになるでしょうし、また、その内容は、かなり様々な意味で、問題を多く残すことになります。つまり、ロシアは、戦争犯罪人として処罰されないためには、戦争犯罪を主張するすべての国に対して「勝利」しなければならないかあるいは、冷戦状態で国交を失う状況を作り出さなければならないということになるのです。これは、経済制裁以上の問題が発生するという結果になるのです。

ここで疑問が二つあります。

一つは、「ロシアは、なぜこのような戦争犯罪を犯してしまったのか」ということです。そしてもう一つは、「ロシアはこの事態をどのように収集するつもりなのか」ということになるでしょう。

さて、一つ目の問題である「なぜ」ということに関しては、いくつかの見方があります。もちろん陰謀論的なものではありません。

一つ目は、ロシアが民兵を怖がったということです。旧日本軍が、いわゆる『日支事変』といわれるものの中で、民間人の村を攻撃しています。これは現在も日本の戦争犯罪といわれていますが、実際のところは「便衣兵」といわれる、軍服を着ていない兵が多く村の中に入り込み、日本軍が安心して武器を引き上げた瞬間い攻撃をしてくるということが多くあったのです。つまり、中国側の方が国際法に違反し、軍服を着ていない兵を多く輩出したということになります。このことから、日本軍は自衛のために便衣兵といわれるものが多いと判断した場合は、村ごと焼却するなどしていたのです。なおその時に、火薬の音や銃の暴発の音が出たということは記録に多く残っているところです。

さて今回、ウクライナも民間人が従をもって訓練をしていました。つまり、「軍服を着ていない民兵」は少なくないということになります。そのような軍服を着ていない民兵がジャベリンで戦車を攻撃するということになるのですから、当然にロシア軍は警戒するでしょう。そしてその結果が「高い建物」や「道路を通る戦車を狙える建物」に対して、それを破壊するという行為になったのです。その結果の一つが、東部の産婦人科病院などの破壊ということになるでしょう。

さて、民間人の虐殺も、当然に「軍隊」ではなく「便衣兵」のあぶりだしであるということになりましょう。特に女性や子供も銃をもって戦っているという状況であれば、どれが民間人なのかもわからないし、また、それを匿っている人々もすべて的になるということになります。逆に言えば、ロシア軍はそこまで追い詰められているということになるのではないでしょうか。戦況が有利であるならば、当然にウクライナ人を拘束はしても殺す必要はありません。そこまで不利な状況に最前線は追い込まれていたと考えるのが普通でしょう。

もう一つの理由は「麻薬」です。ロシアの軍は、脱走防止、および若年兵(兵員になってから年限が少ない者)に対しての恐怖心の解消のために、麻薬を投与しているという情報があります。ちなみに、麻薬は旧アフガニスタンから流通されているもので、ロシアの他の国営企業や海外への出張するところ(あえて何処とは言えませんが、かなり日本でも有名なところです)にも出回っており、そこにいる外国人などにも投与されているというようなことを噂で聞きます。

ちなみに、軍隊で麻薬を使うことはそれほど珍しいことではありません。アメリカも、海兵隊などは近年まで使用していたといわれますし、また海兵隊ではなくてもベトナム戦争などでは兵員に使用して恐怖心の解消をしていたといわれます。そのためにアメリカでは「ベトナム帰り」というと、単純にベトナム戦争で敗戦したというだけではなく、そのように「麻薬によって人格が破壊されている」というイメージもついてしまい、社会問題になったのです。ベトナム帰還兵を扱った日本で最も人気のある映画「ランボー」は、ほとんどセリフがないというのは、まさにそのような背景があるということになります。

さて、麻薬の投与をすると幻覚症状があることと、上官の命令があるので恐怖心の解消があるということになります。その状況でウクライナ人を見るとどうなるでしょうか。そこには、根底にある恐怖心と、戦争をしている嫌悪感、そして、異常事態におけるロシア軍の集団心理から、「戦争犯罪」などは全く関係なく、そのまますべての人を殺してしまうということになりますし、また、上官もそれを容認しなければ、いつ自分に矛先が向いてくるかわからない状態になるということになります。

今回のウクライナ侵攻が長期化するということは、まさにそのような弊害をロシア軍もおっているというということになるのです。

この二つの理由、つまり「民兵への恐怖」と「麻薬」ということで民間人虐殺が行われます。そのうえで、ロシアは、どのようにこの戦争を終わらせるつもりでしょうか。

まさに、そのことはプーチン大統領自身どうするか迷っているところでしょう。はっきり行って打つ手がないということではないかと思います。5月9日に対ドイツ戦勝記念日がありますが、まさに、その時に何をするのか、ということは非常に大きな問題になるのではないかと考えられるのです。

民間人を虐殺してしまい、なおかつ、そのことでウクライナ側が停戦交渉に応じないということになれば、戦争を継続し、北朝鮮のように途中で休戦したまま放置しかないということになります。本来は、ウクライナ東部地区を緩衝地帯にして、ウクライナへのNATO介入を最小限にするということ以外はなかったのではないかと思いますが、そのためにはロシア軍はキエフ近郊まで行き過ぎたということになり、ウクライナ国民の多くの人々の反感を買ったということになります。国連なども多くのところで非難されることになり、その中で、どのようにするかということは、現在感がてえいるのではないかと思えるのです。

では、その資料となるのは何か。それが、現在の経済状況と経済制裁ということになるのでしょう。その経済制裁に関しては、明日感がてえ見ることにしましょう。