帰らざる日々 -モノを手放すタイミング
年末は、「捨てるスイッチ」が入りやすいのでチャンス。
モノは捨てても、思い出は消えない。
そんなことをふと感じたできごとがまさに今。
FBで友達が、「ヘルメット」とお別れする写真。
あぁ、そうだ、私もちょっとだけバイクに乗ってた。
ライダーというにはおこがましい。
20代のごくごく短期間。
時代をレコードジャケットでふりかえるとこんな感じ。
永井博、鈴木英人、わたせせいぞう、イラストレーターが活躍してた。
ヘルメットを脱いだら、長い髪がバサッと。
首を振ると髪が揺れる、みたいなイメージが描かれ。
すっかり憧れ、免許をとる、バイクを買ったバブル時代。
あ、方向性間違ってたのか?(笑)
いえ、ちゃんと平野ノラ時代もありましたよ。
実際は、髪、サラサラじゃないから(笑)
ヘルメットで、頬が押されて跡が付くし。
天パだから、汗でくるくるしてくるし。
目の前を楽しい日々がぐるぐるまわる。
バイバイバイ、私のあのころ。
私も手放そうと思った。
最後に使ったのは、長男が小学校の時、15年前くらい。
盆踊りの仮装に、これでアシモに変身した。
回転寿司や、病院にいるペッパーくんのまえ。
ヘルメットかぶって、段ボールで体をつくったっけ。
写真がどこかにあるはずだけど、探せなかった。
よし、捨てる。
そう思って見に行ったら、すでになかった・・・
捨てたことすら、忘れてた・・・
モノがなくても、思い出は薄れないことを実感。
覚えてない自分が悲しいけど、潔いということで。
新年に新しい何かを手に入れたいなら。
モノも、気持も余白が必要。
クリスマスや、正月前に冷蔵庫を片づけるのと一緒。
いろいろ入ってくるだろうものを想定して、隙間をつくる。
もっとエリアを広げて、隙間や余白をつくるには。
やっぱり手放すしかない、と私は思う。
チャンスはいま!
毎年同じことを言ってる気もするけど。
繰り返し、でもやらないよりいい、うん。
来年を夢見て、宝くじもいいけど、捨てよう。