俳句は連想の文学
https://jhaiku.com/haikudaigaku/archives/624 【れんそうほう・連想法【超初心者向け俳句百科ハイクロペディア/蜂谷一人】】より
入門書には「感動を言葉にしよう」的なことが記されています。間違ってはいませんが、あなたは毎日感動しますか?感動しないのに毎日俳句が作れますか?はい、作れます。それが連想法です。櫂未知子さんが提唱するもので、季語から次々に連想する言葉を並べてゆくものです。ルールは二つ。①季語を連想してはいけない。②前に出た言葉は忘れる。②は説明が必要かも知れません。連想が同じジャンルの中をどうどう巡りしないようにするためのルールです。前に花が出ていたら別の花を出してはいけません。
ひとつ前だけでなく、連想全体を俯瞰してください。
さあ、「俳句さく咲く!で出演者に実際にやってもらうことにしました。櫂未知子さんから始めて武井壮さん、酒井敏也さん、加藤諒さん、上西星来さん、櫻井紗季さんの五人で連想をつなぎます。で、その結果は?
冬休→合宿→田舎→畦道→銀輪→買物→袋
同じジャンルの言葉が重なっていないことを確認してください。連想をつないで冬休みから袋に行き着きました。一見何の関係もない二つですが、かすかに細い糸がつながっています。櫂さんは二つの言葉を使って
幾袋両手にさげて冬休 櫂未知子
と詠みました。冬休を迎えてレジャー用品や食べ物を勇んで買って帰る様子が浮かんできませんか。こんな風に季語とその他の言葉を組み合わせて一句を作ります。取り合わせの極意はつかず離れず。やってみると難しいものですが、この方法を用いれば比較的簡単に実現できます。私が連想法を知ったのは俳句をはじめて十年以上たってからでしたが、わかっていればもっと早く上達していたことでしょう。残念。
https://www.youtube.com/watch?v=7zWPcSNk0Lw
https://www.sbrain.co.jp/theme/T-63128.htm 【夏井いつきの句会ライブ】より
夏井いつき なついいつき
俳人
初代俳都松山大使
俳句集団「いつき組」組長
想定する対象者
俳句づくりが、はじめての方でもチャレンジしていただける内容です。
子ども~高齢者まで、どなたでも。
提供する価値・伝えたい事
●はじめに
俳句なんて古くさい、難しいから、私は絶対作れないと信じている人でも、
「取り合わせ」という技を一つ覚えれば、5分で一句作ることができます。
自分の俳句がその場で評価され、皆で議論してグランプリを決めるというゲームとしての面白さ、
コミュニケーションの場としての句会の楽しさ、表現する喜び等々、様々な体験ができます。
導入部分で、「俳句ってこれでいいんだ」という楽しいお話をします。俳句の固定概念を塗り替え、
みなさまを俳句の世界に誘います。
●俳句の効果
日常生活でも、家庭・社内での人間関係をはじめ、患者さまとの会話等々、
様々な現場でコミュニケーション能力が求められます。コミュニケーション能力に必要なのは「ことば力」。
ことばは、人と人をつなぐコミュニケーション手段です。
ことばを的確に扱うことは、自分の思いを相手に伝えること、他人を正しく理解することにつながります。
ことばをみがくための一つの手段として「俳句」が有効と言われています。
俳句は、短詩形文学として有季定型(季語を入れる・五七五のリズム)というわかりやすい決まりがあり
、それを学ぶことで、ことばのセンスが磨かれ、想像力が高まり、
「ことば力」ひいては「コミュニケーション能力」がアップします。
また俳句を作ることで脳の活性化がはかられることが研究成果として報告されています。
活性化により認知症予防の一助ともなります。
内 容
句会ライブ基本の流れ(全120分:1部50分+休憩20分+2部50分)
1部 作り方から投句まで)
2部 俳句と作者の発表、グランプリを決めるまで)
*全体の時間と、時間配分は、当日の参加者の人数・状況により多少前後します。