占いって…酷　

先日の鑑定でのこと、

質問の仕方が 適正だなと、感じるクライアントさんが居ました。

ここ最近、占いで相手の想いに踏み入ること

つまり、勝手に 見ず知らずの人の感情を覗きみる「占い」に

ちょっと 疑問というか、ある種の心配が生じていたのです。

そんなことから

「とある場面で、感情的に振舞った自分をどう思ったか 気持ちを知りたい」の後の

「そもそも 相手は私を異性として意識してくれているのか、

　普段の気持ちはどうなのか」という質問が

とても 冷静で すばらしい占いの使い方、なんて賢い誘導尋問だ！？と 

なんだか感心させられた 次第です。

ちょっとイザコザがあった直後、気になる人の感情を知りたい人は多いモノ。

ここまではよくある話。

電話鑑定なんかだと、質問者が内容詳細を語らず　ただ、

「相手の気持ちをみてください」しか云わなかったとしても

どういうわけか、大体が

「はらたつわー！！」とばかりに、戦闘モードの険しいカードが出るものです。

ひどい時は 「塔」や、ソードのエース 逆位置とか。

でもね、そりゃ　そうでしょうよと。

だってタロットは

その時その瞬間を うつし出すのは得意なツールだから

大体の場合、もめごとの後に荒れ模様と出るのは　当たり前。

誰だって、意にそわないことをされたら ムカッとするでしょう？

自分は相手に譲ったり合わせたりこんなに 頑張っているのに！

ガマンしているのに！！って。

人間は感情の動物。

忙しさや、色々重なって気持ちに余裕がなかったり

なんとなくムシのイドコロが悪く、

いつもならサラッと流せることに、イラっとする瞬間があるのは

誰しも経験したことがあるハズですね。

前後の状況次第で 瞬間的に 苛立つ事くらい、誰でもありますよね。

その感情だけをみて アレコレ云うのって ちょっとな、って思います。

占い師は質問に応じて相応の応え その場面の感情をお伝えするのも仕事。

自分のクライアントである相談者に同調する事も必要です。

でも、表面の一時的な感情を拾って 

相手を悪者に仕立て上げ 煽ってばかりや 

クライアントにとって耳障りの良いことばかり言っててはダメだと、思うのです。

本当の所、当事者二人はどんな関係性で 各々本当はどう想っているのか。

一時的出来事での感情だけではなく、もっと深い心理や想いを視てあげないと。

揉めたんだー、

そりゃ 腹立つよねー、　

相手も文句言ってるよ、嫌な奴やね、

この相手、アカンで、はなれなさい。・・・

.・・・・・　

占い師　霊能者  スピリチュアルリーディングをうたうみなさん

うわべの、一時的感情だけを視て 人間関係に不要な溝をつくらないでくださいね。

占いって、人の気持ちを勝手に視させて戴くのですから

もっと慎重に

敬意を払ってほんとのところを　視て　発言しましょうよ。