(うちの塾では珍しく)丸暗記大会。
今日は5年生の伝統的工芸品丸暗記大会を実施しました。
普段ものを覚える時にどういった方法をとっているのか、
切羽詰った時にどういった方法をとっているのか、
自宅学習でのそれを確かめるために、
うちの塾では珍しい取り組みを実施したのです。
15分で27個の伝統的工芸品を暗記しました。
今日は半数のメンバーが実施し、
残りは金曜日に実施する予定なのですが、
今日のメンバーだけ見ても様々な方法で
覚えていることが分かりました。
今回トップの暗記量を誇った子は、
しっかり”知っているもの”、
”すぐ覚えられるもの”、”全然わからないもの”
を区分して、集中攻撃をしながら覚えつつ、
周囲の子が声に出して覚えようとする声を聞き、
自分の学習と同時進行的に周りから聞こえる
音でさえも自分の暗記に生かして
脳が倍動いているように感じました。
一方、自分のことに集中しすぎる子や、
1から順に何度も覚えようとする子の
パフォーマンスは、やはり及びません。
丸暗記にも一種の方法があります。
そういった気付きを与えていく意味でも
今日やったことは意味のある
ことだったと思います。
今日かなり集中して覚えたことは、
今後必ず「なんか知ってる」知識に
なったと思います。
何も知らないものを1から調べていくのも
良いかもしれませんが、何かの機会に
ガッと頭に詰め込んでしまったものが、
一つ一つ、どういうものなのか、ということを
検証していくような学習の方が
効率的な面もあります。
特に都道府県名とか、地形とか、伝統的工芸品とかは、
いきなりバンと量が与えられたように感じる、
レディネス(準備知識)が少ない子もいます。
ですから、時折こういう風に一気に一旦
覚えてもらうような手法をとることもあります。
学習内容に対して、どういう方法で身につけさせるかは、
方法も様々で指導者によって変わると思いますが、
イベント性を持たせながらやっていくというのも
たまにはいいもんだと思います。