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2017Jリーグインターナショナルユースカップ(2)

2017.12.20 15:40

2017年12月20日、「2017Jリーグインターナショナルユースカップ」が開幕しました。

14時から長野市陸上競技場で行われたグループB第2試合「サンフレッチェ広島ユース vs オリンピック・マルセイユ(フランス)」の対戦を観戦しました。 

 マルセイユ(公式からの引用)

 1899年に設立され、プロチームは国内のリーグアン(1部リーグ)において過去9回の優勝を誇り、過去にもジャン=ピエール・パパンなどフランスを代表する選手が多数所属した歴史ある名門クラブ。現在、日本代表の酒井宏樹選手がプレーするクラブで日本にもなじみが深い。 今年行われたFIFAU-17ワールドカップにも多数の選手を送り出したフランスを代表するアカデミーの一つである。

いやぁ、欧州でも屈指の名門ですよマルセイユ!フランスで最も人気のあるチームであり、歴代所属選手を見ても、バルテズ、ブラン、デサイー、ギャラス、ジレス、ティガナ、フランチェスコリ、ピクシー、デシャン、マケレレ、ピレス、ルチョ、リベリ、ワドル、フェラー、アビディ・ペレ、パパン、フットレ、カントナ、ウェア、ラバネッリ、ボクシッチ、モリエンテス、ドログバ・・・。並べただけでクラクラします。そんなチームのユースチームが長野で試合するとかもう見ざるをえませんでした!

ちなみに、私は特に考えずにマルセイユ側に座ってたんですが、私の後ろにマルセイユのジャージを着た外国の方2人がいて、判定に文句言ったりシュート外して悪態をついたり(多分)してました。海外から来られたのか、日本に在住の方かは分かりませんが・・・。そんな熱いサポの応援を受け、師走の寒い長野で頑張るマルセイユ。

もう何か見た目も如何にも欧州の強豪って感じで強そう(;´Д`)


対する広島ユース。試合を見るのは初めてです。サッカーキングさんのサイトのコラムでは、注目選手に#5松本選手、#22山﨑選手、#20桂選手が挙げられています。

こちらは国歌斉唱の際も淡々と。

両キャプテンによるペナント交換。Uスタと違いこちらは電光掲示板が無く、時計と得点表示の簡易掲示板しかありませんでしたので、公式サイトのスタメン表記を貼っておきます。

試合は、2分にいきなり動きます。#7ヴァンソンゾが倒されて右からのFK。

ヘディングで中央に折り返され、最後は#5バカヨコが押し込んでマルセイユ先制。

バカヨコ「よっしゃ!ゴールパフォーマンスや!!」

結果:良く分からない集合写真ポーズ

さすが、デカいし巧いし、欧州の強豪相手には・・・と(私が)思った瞬間、グラウンドに怒号が響き渡る!声の主は、広島ユースの沢田監督。

まぁ声がデカい(笑)そして怖い(笑)

この檄を受けて気合を入れ直したか、目に見えて広島ユースの動きが活気づきます。

そして8分に広島ユースが同点に追い付きます。中央から右に展開したボールを、#20桂選手がドリブルで1人抜いて低いクロス。

これを#19大堀選手が点で合わせました。

さらに、1分後には逆転に成功します。中盤からCBへのバックパスを#23鮎川選手がカット、そのままドリブルシュート!あまりの速さに写真がありません(´;ω;`)

最初の10分で合わせて3点も動くという、Uスタの第1試合とは全く異なる展開。ここからは互角の鍔迫り合いが続きました。

そんな中、28分にマルセイユに同点弾が生まれました。広島ユースのバックパスをカットから#6ヤニスのシュートはGKに止められたものの、こぼれを#11ザカリが粘って繋ぎ(ちょっとファールっぽかったですがw)#12キリアンが豪快なシュートを決めました。

その後も両チーム攻め合うものの、得点は生まれず前半終了。

後半になっても、一進一退の攻防は続きます。

判定に憤るマルセイユのミシェル監督。この試合の審判さんは、接触プレーをある程度流す傾向にありましたが、数分遡って警告を与えるなど、きっちり一定の基準で仕事はしていた印象です。後ろのマルセイユサポ?は結構不満そうでしたけど(笑)


なぜかアマチュアレスリングみたいなビブスの付け方になってる、マルセイユのサブメンバー。

両チーム、選手交代も活発に。広島ユースは2枚代え。

そして、57分に決勝点が生まれます。#5松本選手の浮かせたパスによって#15東選手が左サイドを突破。大きな山なりのクロスは途中出場の#28棚田選手がヘディングで折り返し、#23鮎川選手がダイレクトで合わせ、この日2得点目を決めました。

広島ユースの沢田監督もヒートアップしてきます。指示?の声は動画でもだいぶ拾っています。


マルセイユは、最後のフィールドプレイヤーとなる4人目の選手交代。めちゃめちゃ細長い。

さて、試合も終わりに近づいたところで、攻撃の中心を担っていた#20桂選手に代わり、長身のDF登録の1年生、#30佐藤幸生選手が入り、そのまま前線に位置しました。前からの守備と、高さ対策でしょうか。

ここから、同じく1年生で先に入っていた#34細谷航平と佐藤選手の2人に対し、沢田監督からの檄が飛び続けます(笑)もうサッカーゲームみたいな。1年生だから期待してるのもあるんでしょう。「こーへぇー!」「こーきぃ!!」の叫びが響き渡ります(笑)ロスタイムには、マルセイユのミシェル監督が広島GKからのクリアボールを見事にトラップ、なんて事もありピッチの外でも面白い試合でした。

しかし、試合終了の笛が鳴れば両監督とも紳士。お互いの握手、そして敵味方選手全員への握手、そして審判団への握手と気持ちのいい終わり方でした。

3-2とスコア的にも面白く、ボールも局面も動き、監督も良く動き叫び(笑)非常に見所の多い試合でした。ただ、両チームとも守備陣は反省点があると思いますので、どう短い時間でどう立て直してくるか。楽しみです。