『W旦那+(プラス)』 三代目妄想劇場 番外編「初めてのマック④」
2022.05.08 20:07
マック店内のどよめきと溜息が三倍になった。
臣と隆二、そして隆臣に寄せられる羨望の眼差し。
なんとか理性を保っているのは、マックのクルーだけだ。
そんな空気に隆臣が反応した。
隆臣「もっと、ぶしゃいパーパや父ちゃんだったら、たぁくんこんなに心配じゃないのにね、はぁ〜…」
隆二「なに子供に溜息つかせてんの?…俺もオーダーしてこよっと」
隆二は臣の額に軽くデコピンし、同時に隆臣の頭を撫で、足早にカウンターへと向かった。
臣「俺、なんもしてねぇし…てか、隆臣、父ちゃんって呼ぶな 笑」
隆臣「ほいっけんの先生も、女の子達からもモテモテよ、パーパととーしゃん」
臣「そうなんだ。…てか、俺の話聞いてねぇな」
隆臣「ぶしゃくなって!」
臣「こうか?」
変顔して答える臣を見て、隆臣が笑い転げる。
隆臣「キャハハ🤣ぶしゃいお顔したー!」
臣「こんなのもあるぞ」
隆臣「やめてぇ!お腹がよじれるぅ🤣💦」
臣「ぶしゃい父ちゃんの方がいいんだろ?」
隆臣「やっぱイケてる方がいい!普通のお顔してくらしゃい」
臣「こうか?」
「きゃ♡」っと悲鳴に似た声を漏らしたのは、臣達の真向かいに座っていた若い女性だ。
隆臣「そうだけどぉ、ホント罪ね、イケメン父ちゃん」
臣「だから父ちゃん言うな 笑」
隆二「自分でも父ちゃんってさっき言ってたじゃん」
番号札を手にした隆二が隆臣の隣に腰かけた。
臣「つられて言っちまった…お帰り」
隆臣「パーパ、オーダー何にしたの?」
隆二「ん?サムライマックとサラダとゼロコーラだよ」
隆臣「ポテト食べないの?ダイエット中でしゅか?」
隆二「そう、ライブに向けてダイエット中」
臣「細マッチョな嫁や〜だ!触り心地が悪くなる」
隆二「嫁言うな 笑」
つづく
⚠️デコピン使わせていただきました😄