Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

俳句チャンネル ~「句会ライブ」って何? 編~

2022.11.19 12:41

https://note.com/yequalrx/n/n66172a637461 【俳句チャンネル ~「句会ライブ」って何? 編~】より

【はじめに】

この記事では、2021年4月11日にYouTubeの夏井いつき俳句チャンネルにアップされた動画『【句会ライブ】三千人と俳句を楽しめる?句会ライブについて説明します』を内容を補いつつ、ご紹介していきます。

https://www.youtube.com/watch?v=4QrvYjplqNo

1.本題(句会ライブが何か)に殆ど答えてなくて(汗

会社へと多く質問が寄せられることが多いという「句会ライブ」について、個別に答えるだけでなく、YouTubeにも答えの動画を残しておこうということで始まった……はずの今回の動画だったんですが、

結局、満足に質問に答えることなく脱線していってしまったので、今回は、そこをメインに補っていきたいと思います。

というか、正直言って「夏井&カンパニー」さんに、しっかりと説明をしたページがあるので、そこを見て頂ければ十分かとも思うのですがww ↓

株式会社 夏井&カンパニー

www.natsui-company.com

2.句会ライブとは(ホームページより)

ではここで、「夏井&カンパニー」さんのホームページから「句会ライブ」についての記載を引用したいと思います。

「句会ライブ」とは

句会ライブはたくさんの人たちと一緒に楽しむための新しい句会の形です。

俳句なんて絶対作れないと信じている人でも、「取り合わせ」という技を一つ覚えれば、5分で一句作ることができます。

自分の俳句がその場で評価され、皆で議論してグランプリを決めるというゲームとしての面白さ、コミュニケーションの場としての句会の楽しさ、表現する喜び等々、様々な体験ができます。

「句会ライブ」の意義

① 俳句に親しむ(実作から批評まで)

② 俳句を通じてコミュニケーションできる場(座)の楽しさを体験する。

③ 季語を知ることで、自然を見つめ直す目が養われ、季語を五感で体感するきっかけとなる。

日本全国をまわり、小学校などでも開催してきた「句会ライブ」の大義名分については上に引用させてもらったとおりです。

ただ、四半世紀も開催し続けている夏井組長にとっては、あまりにも身近な存在であるがためか、サラッと数秒で説明が終わってしまいましたww

3.新しい時代(平成)の句会のやり方を模索して

「句会ライブ」の元になるのは、江戸・明治の時代から現代に至るまで続けられてきている「句会」という集まり(会合)のスタイルです。

夏井組長も、俳人になってしばらくは、正岡子規の時代から続けられている句会のシステムって物凄く合理的で…!と力説をするくらい、昔ながらの「句会」のシステムに疑問を持たなかったのですが、「新しい時代(平成)の句会のやり方ってないんですか?」

という質問をした方が、「(「句会」が合理的なシステムなのは分かりましたが、そうは言っても)もう正岡子規から100年以上経っているんですよ?」

と俳句の世界以外の人間の抱く「素朴な質問」を投げかけたことによって、新たな「句会」の形を模索する様になったのが、全ての始まりだそうです。

(このことについては、「女性セブン」に詳しく掲載していたそうなので、興味を持たれた方は是非!)

4.句会ライブの簡単な流れ

私は「句会」にも「句会ライブ」にも参加したことが無いのですが、

要するに、「大人数だとどうしても薄味になりがち」な「句会」を少しでも多くの人に参加して熱意をもって楽しめる様に工夫したのが「句会ライブ」ということなのでしょう。

ここでは極めて簡単に、「句会ライブ」の流れを説明しようと思います。

再び先ほど提示したリンク(夏井&カンパニーさん)からの概要抜粋です。

(1) 前半

俳句クイズを交えながら、作句方法「取り合わせ」の型をレクチャー。5分で一句の作句に挑戦する。

(2) 後半

予選通過を5句~10句程度にしぼり、大型短冊に清書し、発表。

会場の議論、多数決により、当日のグランプリを決定。

① 参加者が1人1句、席題(お題)に沿って即興で作句し投句

 ↓

② 集められた投句の束から、選者(夏井組長)が決勝進出句を選出

 ↓

③ 決勝には進出できなかった様な作品を先に紹介(笑いも交えつつ)

 ↓

④ 決勝進出の数句が壇上に掲示されていく

 (ここでのポイント:結果発表まで自分の作品だと周囲に

  決してバレてはいけない。あくまでも匿名が絶対、厳守)

 ↓

⑤ 参加者が挙手をして、決勝進出句の「良いところ」を褒めていく

 (ここでのポイント:極力全ての句を誰かしらは褒めてあげたい。

   ここでも匿名を徹底!仮に自分の句を褒めるにしても、

   他人の句を褒めるかのようにして、絶対に自分の作品を

   自画自賛していると悟られてはいけない)

 ↓

⑥ 全ての句の選評が終わった所で、会場の挙手でグランプリが決定

 (議論を踏まえて、多数決で決定。挙手者の多い順に順位が決定)

 ↓

⑦ カウントダウンで作者発表

 (「作者、誰~?」と夏井組長が呼びかけたら、ここで初めて

  自分が作者であると表明することが許される。自分の句を力説

  していたりすると、会場から笑いが起こったりもする)

というのが基本的な流れとなります。

5.オンライン句会ライブが今後のライフワークに?

別の動画でも語っていた様に記憶していますが、令和に入り、多くの人々が会場に集まって「句会ライブ」をするという、従来(平成)のやり方というのが困難を伴うようになっている昨今。

「オンライン句会ライブ」が、徐々に開催されるようになってきています。私も、そちらには何度も参加していますし、参加録の記事も複数書いている(というか動画がアーカイブで残っている)ので、ぜひご参照ください。

https://www.youtube.com/watch?v=MuuGj6PCE8I

https://www.youtube.com/watch?v=MdO5KHdvXYk&t=4s