「焼豚玉子飯」ライドは、グルメライドか? 第1話
「みかん国のオレンジ・ローディー」
どうも、KenGoです(*´∇`*)
サイクリング・クラブ「らくりん」の12月定例ライドが、12月10日に開催されました。
今回もはりきって上級コースへの参加を表明。
(初心者のくせに!)
しかし、いつもの常連メンバーIWちゃんが仕事のため参加できず。
また最近「外環」」チームと「らくりん」の二重国籍を取得した(笑)Nさんも、所用のため不参加。
他のスポット参戦者もいないという状況。 ・・・
ということは、上級班・班長のH軍曹と二人きりのガチ・ライドということになるのですねワカリマシタ(汗)
当日は松山市北条地区にある道の駅「風早(かざはや)の郷・風和里(ふわり)」に8時集合。
(画像:道の駅 風和里)
私の自宅からは25kmほどです。
どのルートで風和里に向かおうかと思案しました。
単純に、松山市の中心部を抜けて、海岸線を北上する「平坦」コース。
五明(ごみょう)という地区を越えて北条に降りる「山岳」コース。
距離は五明ルートの方が1キロほど短いのですが、山を越えるので当然時間と体力は使います。
当日の朝、出発直前になって、
「よ〜し!アップがてらに山を越えて行くとするか」 と軽い気持ちで自宅を出ました。
しかしながら、出発したのは午前6時57分。
集合時間は午前8時。
時間は1時間3分しかありません。
63分で25kmの山越えルートとは、かなりきついペースです。
私にとっては^^;
寝ぼけまなこでスタートした私は、そこまで深く考えず、お気楽に出発したのでした・・・
(寝起きで計算ができなかったんですねorz)
途中で、 「うん? こりゃ本気で回していかないと時間に間に合わんかもしれん!」
と気がつき、焦って五明の坂をかなり本気モードで上って行きました (;゚д゚)ァ....
北条の国道(R196)に降りた時は、集合時間の5分前(ヤバイ!)。
LINEで遅刻することを連絡しようかと思いましたが、
(集合場所まであと2kmか〜。これならギリ間に合う!)
と、最後の高速走行。
集合場所に到着したのは、8時に1分前でした(汗)
しかし、バイクラック周辺にはローディーらしき影がありません。
(あれ?もしかして集合時間を間違えた?)
そう思っていると、一人の若い男性が現れて、
「KenGoさん、おはようございまーす!」と声をかけてくれました。
前回から参加の新人Sくんでした。
(まあ僕も4回目の新人なんで、大きな顔はできませんが・・・)
「あれ?他のメンバーはまだ?」と聞くと、
「初級、中級の方は駐車場でバイクを下ろしているみたいです。あと、にゅうさん(リーダー)は10分ほど遅れるそうです」
なんだ、急いできたけど、みんな遅れ気味なのね ε-(´∀`*)ホッ
(私も集合に遅れたことがあるので、人のことは言えません^^;)
声を掛けてくれたSくん。
クロスバイクでの参加ですが、若いし(20代)、やる気があるし、ロードバイクに乗り換えたらすぐに速くなりそうですね♪
そのうち上級班で一緒にハァハァしましょうね(笑)
少しSくんとおしゃべりしてると、リーダーにゅうさんが登場。
にゅうさん、開口一番、
「KenGoさん、今日はHさんと二人っきりですね!ヒヒヒッ」だって。
「いや〜、Hさんと二人でガチ練なんて。KenGoさん、ドMだな〜(笑)」とも。
やっぱり、今日もヤバイ予感しかしない・・・
「そういえば、Hさんも遅れてきそうですよ。あと10分ぐらい。途中、車で抜いてきたから」
そーなんだ。
もっとゆっくり漕いで来ても良かったんじゃん・・・(笑)
この時点で、私はハイペースな「山越え自走」で、脚を相当使っていました。
まあ、自分で選んだコースなので自業自得ですが^^;
遅れて来たHさんも、 「えっ!KenGoさん山越えて来たの?」とちょっと驚いています。
「今日もHさんが、さんざん山を走らせてくれるのに〜。やっぱドMですね〜(笑)」とにゅうさん。
う〜ん、出だしから今日は失敗したかな・・・
そんなやり取りをしていると、いつの間にか周囲には「らくりん」メンバーが勢揃い。
「あ〜、集まりましたね〜。みなさ〜ん、おはようございまーす!」
リーダーにゅうさんが、朝のご挨拶と諸注意などをメンバーに伝えて、各班出発しました。
本日のグループライドは、お隣の町、今治市のおいしい「焼豚玉子飯」を食べに行く、年納めの「焼豚玉子飯ライド!」です。
「焼豚玉子飯」は、愛媛県今治市のソウル・フードで、ご飯の上に「焼き豚」と「目玉焼き」をのせてタレで味付けをした丼物です。
B-1グランプリでも何度か入賞(3位が2回、5位が1回)した、名物B級グルメなんですね。
私も何度か食したことはあるのですが、本場の今治の「焼豚玉子飯」は初めてなので、とても楽しみです。
しか〜し、こと「上級班」に限っては、ありきたりなグルメ・ライドなどになるはずもなく、しょっぱなから怒涛のヒルクライムで始まります!
Hさん引率の班は、毎度「山」、「坂」のオンパレードなので慣れっこになってはいるのですが、その傾向は特に今回は際立っていて(笑)、スタートして10mも行かないうちに、激坂区間が始まったのです( ꒪⌓꒪)
「さあ〜KenGoさん!いきなりおいそうな坂ですよ!」 と言ったかどうだか・・・
でも私にはそう聞こえましたよ、坂バカ大将・Hさん!(笑)
20%近い激坂をクリアすると、しばらく下って国道(R196)に合流します。
そして、恐るべきことに、目的地と正反対の方向に向かってゴリゴリ国道のストレートを南下していきます。
(下の画像の矢印部分が、この区間です)
信号で止まった時にHさんから、
「KenGoさん、この先に”MIURA STRAIGHT” という、平坦のストラバ計測区間があるんですよ。今日はちょっと向かい風でしんどいですけど、チャレンジしてみます?」
せっかくのH軍曹からのお誘いなので、断れる断るはずがございません!
なんせ、「ドM」の私ですから(笑)
「了解!やりましょう!ついては行けませんが〜(笑)」と答えました。
私も、平坦のスプリント計測をしたことがほぼなかったので、なんだかワクワクしました。
信号が青になってしばらく走ると、Hさんが振り向きざまに、
「Kengoさん、ここからですよ!」
というなり、2段目のロケットブースターに点火をして、ドカンッ!と加速していきました。
私もHさんの背中を追って、ロウソクの炎のように貧弱な(笑)第2ロケットを点火させてスプリントを開始!
しかし、やはりHさん。平坦のスプリントも速い速い!
みるみるうちに、その背中が小さくなっていきました。
私のか弱い両足が悲鳴をあげるころ、計測区間は終わっていました。
距離にしたらわずか400mほどの区間ですが、ほぼ全力スプリントを40秒以上したのは、初めてかもしれません。
結果は、
タイム44秒。
平均速度 40.5km/h
最高速度 43.9km/h
順位 28位 / 809人中
H軍曹は、
タイム34秒(!)
順位 3位(!) / 809人中
400mで10秒も違うって、一体どうなってんの???
やはり、Hさん。
ただの坂バカ好きでない、オールラウンドのモンスターですね・・・(汗)
向かい風でなければ、もっと記録が伸びていたことでしょう。
しかし、ここで限りある「大腿四頭筋」のリソースを猛烈に消費してしまったことが、後々大きなツケとなって私に降りかかってくることになります(涙)
かなり、ゴールとは反対方向に南下していた私たち上級班ですが、ここでようやく左折して、高輪山系の山の中に潜り込んで行きました。
つ・ま・り・本・格・的・な・坂・道・が・始・ま・る・・・
ということです。
う〜ん、第2話につづきます。
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