されど名刺・たかが名刺
●名は体を表す
「名は体を表す」というのは、古い諺と言うほどに、今ではほとんど聞かないです。
名刺も、その人自身を表します。
ですから、100%確固たるものは出来ませんし、そうでなくても良いとも言えます。
とは言え、いい加減な物を作れば、当然ながら、受け取ったほうは、見れば見るほど、相手を、軽視しがちなのは、自然な成り行きです。
これが正しいとは言いませんが、ベイシックなものと言えば、ある程度の基準と言うものがあります。
・紙質・・・・ある程度の厚さが必要
・大きさ・・・標準であること
・書き込む項目・・・・企業名・氏名・住所・取扱い商品・役職・電話/FAX番号・携帯番号・メールアドレス・ロゴマーク・
・フォントも大事です・・・文字の大きさ、文字のスタイル。MS明朝やMSロゴが標準的ですが、江戸文字など、流線チックなものは、まじめさが有りません。
そもそも。あなたの「信用」と言うものが。そこから直に推し計られます。
いい加減であればあるほど、「なんだこれ」となるのです。
それでもあなたは、何とも思われないでしょうか。
そして、又、相手に渡す名刺が、少しでも汚れた名刺を渡してはなりません。あなたのいい加減さを表しているようなものです。
●最初の、ビジネスあいさつ
名刺は最初の、ビジネスあいさつです。
こう言い変えてみてはどうでょうか。
朝近所の誰かから「おはようございます」とあいさつされた時、
A「おはようございます」
B「おっす」
C「おお」
D「・・・」
と、返し方はいろいろでしょう。
貴方は、どのタイプでしょうか。
BやCは、なれなれしく、相手と親密な時だけでしょう。Dは、言わない・返答しないのであれば、大人の行動としては、最低と思われてもしょうが有りません。子供ではないのですから。それも、ぶっきらぼうではダメでしょう。
「人間は感情の動物」です。人と人の会話は、「挨拶」から始めるのが、基本です。
知人同士ならともかく、そうでない時は、挨拶もなく、直接話に入れば、人は身構えます。
X「この辺のXXは、どこ?」
◯「すいません。この辺でXXはどこですか?」「ありがとうございます」
これが、大人の会話です。「大人になりましょう」
どうでしょうか。名刺は、これと同じです。
●名刺は分身
趣味でもない限り、「名前・会社名・住所・電話番号・仕事内容」がわかる名刺である事です。時として、仕事内容が、わからないものがあります。
会社名も、横文字がかっこいいとして、カタカナを使う人が多いですが、仕事内容も添えてないのは、「隠そう」としている事が多いものです。それでは何のためのビジネスかわかりません。「名刺は、貴方の顔」でもあります。(分身)
名刺にもマナーがあるのです。
普段は、人によって、時によっては、「たかが名刺」「されど名刺」でも有るのですが、やはり、基本的なマナーが有るので、知る知らない事は、今後に影響します。
名刺は、人の見方にも勉強になります。名刺一枚に、その人の性格が、少なからずも出ているからです。
ビジネス用名刺には、上述の様に、最低、「名前・住所・電話番号・企業名」が書いてあります。この中から推測できるものの1つに、名前があります。姓名判断が使えます。知っていると、得です。
●次回に続きます。