葉を纏いて ニシキゴロモ
2022.05.07 23:18
(2022/5/5,7 青森市・浅虫)錦衣(にしきごろも)
錦衣(にしきごろも)
シソ科キランソウ属/多年草
その、可憐な花を真ん中にして上向きに広がる紫色がかっている葉を、美しい"錦の衣"に見立て、『錦衣(にしきごろも)』の名がついたと言う。
この仲間に、『十二単衣(じゅうにひとえ)』という、平安貴族の女性の正装の名のついた花もあり、ちょうど同じ季節(4~5月)に、似たような場所(林の中)で咲く。
もしかしたら、それと対になって、ニシキゴロモは男性の服飾に、ジュウニヒトエは女性の服飾に、と、それぞれ見立て名付けられたのだろうか。
葉茎・葉裏・葉脈が濃い紫色で、ふさふさと産毛が生えた葉表の渋めの緑色とのコントラストやグラデーションが、錦のように見えなくもない。
唇型の花は、紫色の他、薄紅白色のものもあると言う。
花言葉:あなたを待っています