コーヒーを淹れるときに揃えたい道具たち
家でも会社でも淹れていると「コーヒーをはじめるなら必要なものはなにか」を聞かれることがあるので、自分なりに思うものを書いておく。今回はハンドドリップを対象とする。
美味しいコーヒーを淹れるために必要なこと
いろいろな技法、メソッドはあるが、実際に必要なのは適切な豆と湯の量、それと時間。
温度も重要だが、一定以上の温度であれば出る味の差があるというくらいで、美味しいかどうかとはまた違う。ということで、はじめてだと買うのを躊躇しそうだが、コーヒー向けのスケールがあると良い。
ハリオのこのドリップスケールは重さと時間の両方をはかることができる。
自分の場合、ハンドドリップで淹れるときは、大体6~8gの豆に対し100gほどの湯量にしている。時間は2分半から3分の間くらい。このルールを基本的に守るので、重さをはかることも、時間をはかることも必要であるので、このスケールがあるとすごく助かる。実際会社では重さをはかるスケールを使い、時間はスマフォのタイマーをつかっているが、正直地味に面倒くさい。(なので、会社用にも買う...かもしれない)
味がブレにくいようにする
ハンドドリップにはドリッパーがもちろん必要となるが、このドリッパーも色々な種類がある。
例えばカリタのドリップセットはなんかはAmazonで2,000円以内でも買えるが、このときについてくるドリッパーは、カリタ式の三つ穴構造というやつで、台形型のフィルターを使う。他にはハリオのドリップセットも同様の価格帯で買えるが、ハリオは大きな一つ穴で、円錐型のフィルターを使う。
どちらも安価である点は導入として初心者向けとも言えるが、それなりにコツが必要であり、失敗もしやすい。逆に慣れてしまえば、湯の注ぎ方の調整で味を変えられるので、それはそれで面白い。
だが、味がなるべくブレずに、つまりは失敗しづらいドリッパーのほうが美味しいコーヒーを淹れるという意味では良いとおもうし、それであればカリタの別のシリーズ、ウェーブドリッパーを薦めたい。
このAmazonのリンクで紹介しているのも実際に自分が使っているもので、ステンレス製の見た目もかっこ良いと思う。ちなみにメインで使っているのはTSUBAMEシリーズのほうで、これはちょっと高い。
これもカリタで三つ穴ではあるが、先ほどのものとは異なり正円の底面に三つ穴がある。これとひだ状の専用フィルターと組み合わせることで、あまり何も考えずにお湯を適量ずつ淹れていけばいいだけだ。他のドリッパーであれば「フィルターに直接お湯をかけない」「のの字を書くように」「湯の勢いを一定に」とか色々あるが、カリタのウェーブであれば、その辺が多少雑でも大丈夫。
お湯を注ぎやすいポット
ウェーブを使えば湯の淹れ方は多少雑でも、と言ったものの、よくあるヤカンのように広い口のポットでドバドバと注いではいけない。広い口でも、傾け方を工夫すればチョロチョロとコーヒーを淹れるのにふさわしい注ぎ方もできるが、これは結構難易度が高い。なので、お湯を注ぐためのポットも専用の口があるものが好ましい。
結果的にカリタ推しのようになってるが、ここ最近手にして馴染んだのがこのポット。ポットも実に色々な種類があり、見た目の違いだけでなく、淹れやすさを追求して、取手の構造や、傾きなどにこだわりがあるものも多い。ちなみに自宅ではバルミューダの電気ケトル、The Potを使っていて、これもコーヒーを淹れるのに適したデザインになっている。もう慣れてしまったが、The Potはちょっと重い。重いゆえの重心の安定感もあるが、紹介したカリタのポットのような軽いもののほうが扱いやすいように思う。
ちなみに、沸騰したお湯をこうしたポットに移し替えれば、ちょうどコーヒーを淹れるのに適した温度(80度後半から90度前半くらい)になるので、そういった意味でも専用ポットがあるのは楽で良いとおもう。この温度によって味の違いを知りたいというときには、タニタの温度計なんかを使うのがいいとおもう。温度計もポットで計るための専用形状のものがあるが、そこまでは必要ないだろう。(あると便利だとはおもう)
素敵なコーヒーライフを!
Coffee Advent Calender 21日目の記事です。