ロロロッサとミートソースサンド
今月のおすすめ野菜
ロロロッサ
キク科アキノノゲシ属の野菜。サニーレタスの一種で結球しないレタスの仲間です。葉の色はきれいな淡緑色で、葉先はピンクがかった赤色で細かく縮れているのが特徴的。ロロロッサの名は、この葉先の赤を現すイタリア語のロッソ「赤」から来ています。赤色の正体はアントシアニン。レタスのなかでも、エンダイブとリーフレタスの交配種で、最近生まれた品種であります。エンダイブの特徴でもあるほろ苦さがわずかに感じられ、シャキシャキした歯触りも特徴です。
レタス自体は非常に歴史の古い野菜で、原産地は地中海沿岸から西アジアと言われ、古代エジプト、ギリシャ、ローマでも栽培されていました。もともとは丸く結球していない、ロメインレタスのような葉レタスですが、古くから積極的に品種改良がされて様々なタイプが生まれました。代表的なのは、丸い結球型の玉レタスや葉がほとんど巻かず立っているレタス、非結球のリーフレタス、茎から葉を掻き採るタイプの4種。また、レタスは茎を切ったときに白い乳のような液が出ますが、これが名前に大きく関わり、レタスの学名「ラクチュカlactuc asativa」のラクlacは乳を意味します。和名は「萵苣(チシャ)」ですが、その由来もこの液から「乳草(ちちくさ)」と呼ばれ、そこから転じたと言われています。
ロロロッサは、玉レタスに比べ食物繊維が8倍、ベータカロチンやビタミンAなどは12倍、ビタミンCは5倍以上と栄養豊富。疲労回復や肌荒れ防止、高血圧予防、消化促進、免疫力向上など様々な効果が期待できます。
材料 (2人分)
ロロロッサ(ミニ) 50g
薄切りパン 6枚
シュレッドチーズ 120g
ミートソース※ 大さじ6
オリーブオイル 大さじ2
レモンの絞り汁 小さじ1
塩 適宜
黒胡椒 適宜
作り方
1.ロロロッサは水洗いし水気を切る。
2.パンをまな板に並べ、片面にミートソースを塗り、チーズをのせてトースターでこんがり焼く。
3.ボウルに1.を入れ、オリーブオイルで軽く和えて、塩、黒胡椒、レモン絞り汁を加え混ぜる。
4.2.が焼けたら3.を上にのせてパンで挟み、好みでカットする。
※ミートソース(作りやすい材料)
牛ひき肉 150g
ねぎ 1/4コ
バター 小さじ2
トマト水煮缶(カット) 1/2缶(200g)
トマトケッチャップ 大さじ2
赤ワイン 大さじ1
ナツメグパウダー 小さじ1/2
ローリエ 1枚
塩、黒胡椒 各適量
作り方
1.玉ねぎをみじん切りにする。
2.鍋にバターを入れて中火にかけ、溶けたら1.を加え、透き通ってしんなりしたら牛ひき肉を加えポロポロになるまで炒める。
3.2.にトマト缶、トマトケチャップ、赤ワイン、ナツメグ、ローリエを入れ、15分ほど中火で煮込み、塩、黒胡椒で味を調える。
4.冷まして保存容器に入れ、冷蔵庫で約1週間保存。