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No.573「ハロウィン!!!」「立冬を迎えて」「タラとカモ」

2019.11.09 08:40

2019.11.09.No.573

「 ハロウィン!!! 」

なな.

 10月27日、日曜日。近隣の地域の子供会や商店会で軒並みハロウィンイベントが開催されている中、我が商店会イベントに果たしてお客様が来てくださるのか心配しましたが、ありがたいことにキッチンでポップコーン作り担当だった私七菜がてんてこ舞いになるほどのお客様。可愛い仮装のちびっ子を目を細めて眺める楽しみや、一生懸命作ったディスプレイの前で上がるであろう歓声をうなずきながら聞く楽しみも無残に砕かれることとなりました。

ちょっぴり欲求不満なハロウィンでした(笑)


「 立冬を迎えて 」

高 志

 立冬を迎えたこの日、関東で初冠雪を記録した。気候変動に伴い、季節感が無くなってきたと言われがちだが、ちゃんと二十四節期にあった季節の表情を見せてくれるのだから、自然は不思議なものだ。

 関東でも紅葉シーズンを迎え、観光地は賑わいを見せているが、水の里も紅葉シーズン真っ盛りで、四方を囲む山々もきれいに彩られている。

 それに呼び寄せられるように、東北釣堀苑にも、平日にもかかわらずたくさんのお客さんがやって来る。まだ寒さに慣れずに、この時期が最も寒く感じるなどとボヤいていても、それなりに防寒対策を施しているのだが、東北釣堀苑にやって来るお客さんは、大体が軽装でやって来る。

 そうなると、自慢の囲炉裏の周りが特等席となるのだが、慣れたお客さんでないと軽々には座れない。そこに、ずかずかと我が物顔で僕が座ると、村の人と勘違いしたのだろう。この時期の水の里の気温について尋ねてきた。

 毎年という訳ではないが、10月も下旬になると初雪が降ることがある。そのことを告げると、ノーマルタイヤで来てしまったので不安だと言っていたが、このお客さんは宇都宮から来たそうで、湘南からしたら宇都宮も寒いだろうと思うのだが、標高600mほどの水の里では宇都宮でも想像しえない寒さがあるようだ。

 水の里を出発するとき、午後1時前であったにもかかわらず気温は10℃であったため、それなりに着込んでいたのだが、山を下りて宇都宮に近づくほど気温表示の数字は上がっていき、ついには20℃近くまで上がったので、着ていた服を2枚脱ぐほどだから、あのお客さんが軽装だったのも仕方がないといったところか。

 この時期、寒さもそうなのだが、日が短くなることが悩みでもある。日照時間が短いということは、作業時間が短くなるという事でもあるからだ。

 そこで、この前の冬から始めたキャンプ用のヘッドライトが大活躍だ。夕方4時半も過ぎると薄暗くなる水の里で、せめて6時頃までは作業をしたいので、1時間以上はヘッドライトをつけての作業となるのだが、周りからはどんな風に見えているのだろうかと少々不安にもなるのだが、そこは仕事だと割り切って素知らぬ顔を通している。

 東北釣堀苑の営業も11月いっぱいで終わり、そこから4ヶ月余り水の里は寂しくなる。雪に覆われれば、村人たちも畑作業が出来なくなるため、めっきり姿を見なくなる。

 会津とはいうものの、積雪はクリスマス近辺からというのがここ最近の状況だ。それまでも雪が降ることはあるのだが、まだまだお天道様の力が強く陽が出れば融けてしまう。

 水場にしめ縄を施し、松飾をつけて正月を迎える用意をし、水の里を後にしてからクリスマス寒波はやって来る。そこからは、一気に白1色の世界へと移り変わる。

 立冬を迎えて、否応もなく冬モードへと気持ちは変わるのだが、ここ湘南にいる限りまだまだ冬へと気持ちを切り替えるのは難しい。この先の週間予報を見ても、最低気温でさえ10℃を下回ることがあまりない温暖な気候に恵まれていては、それも仕方がないことなのだが、その緩んだ気持ちを引きずったままお水採りへと向かうと命取りになる。

 ホームセンターには、防寒グッズが目につくようになり、少しずつ冬への準備は始まっているのだが、日中の陽射しはまだ強さを感じることもある。そんな温暖な環境に感謝しつつも、水の里での厳しい寒さに備える心構えも持ち、やがて来る本格的な冬を迎えたいと思う。

 東北釣堀苑に来たお客さんが持って来てくれたサツマイモをお裾分けしてもらい、焼き芋にして食べたら、とっても甘くて美味しかった。これも冬の楽しみのひとつだ。


「 タラとカモ 」

マナ

私は7月20日の午前中に急に左手が、動かなくなって感覚がなくなってしまった。

「なんやこれは」と思い、脳にでも異常があってはいけないとお医者さんに駆け込んだ。

あちこちで検査したら、「橈骨神経麻痺」ということでおさまった。

命に係わることではないから、これで良し、としなくてはいけないことはわかっている。

でも…、でもが続く。いまだに、動かしにくいし握力右20なのに対し、左は10しかない。

「1日1ミリ、神経がつながっていくのを待っているしかない。来年3月頃になったらまたおいで」

とお医者さんはいう。いったん終わりということか。いつになったら、仕事ができるんやろ。 昨年の9月に左手首が腱鞘炎になったときにもっと養生しといたらよかったのかも、などとタラやカモが頭の中で飛び交う。


雇用保険のことを調べに、ハローワークをうろついていたら、次の飛びつきネタを見つけてしまった。

働けないし、職業訓練でも受けようかなと思って窓口で話を聞いていると、ありました。

「医療通訳講座英語圏」募集要項が英検2級以上、日常会話程度できること。40年前に取った2級を資格欄に記入するのは気が引けたけど、ま、いいか。

9月末に試験を受けて、10月15日から通っている。3か月コースで月~金4時までの授業だ。 百均で3束セットのリング式カードを買って、単語を書いて覚えている。

ほんとうに学生みたいだ。

クラスは20人で、年齢も幅広い、私くらいの人が数人いるし、30代、40代もいる。

いっしょに勉強していて感じることは、どうも好奇心の強い人が多いということだ。

私と同年代の人はみんなロックが好きで、ビートルズから英語に入ったという。

だから、昔のバンドの話で盛り上がるし、英語圏にかかわらず外国に行くのが好きという人が、年代問わず多い。

税金で勉強させてもらっているので、万博もあることだし、ボランティアでもさせてもらいたいと思っている。

宿題も多いし、ついていくのが大変だけど、 過去形のタラとカモでいっぱいだった頭に、未来形のタラとカモがやってきた。