マチ子入院の日
晴れ。長袖のカットソーに軽い上着を羽織った。
8時半に起きて猫らに朝食をやり、家事。マチ子を連れて動物病院へ行く。血液検査をしたら、CRE(クレアチニン)とBUN(尿素窒素)が計測不能なほど上昇、SDMAも基準値が1〜14のところ62で「生きているのが不思議」と言われてしまう。これはもう自宅での皮下点滴では追いつかないから病院で静脈点滴をしたほうがよいこと、入院している間にもしものことがあるかもしれないリスクは考えられるけれど、マチ子の目にはまだ力があるし頑張れると思うことを説明され、夫婦揃って入院を承諾した。待合室で待っている間、「覚悟はしておいた方がいいかもしれないね。」と話す。しばらくしたら呼ばれたので行くと、ケージの中にマチ子が呆然と立ちつくしていて、私たちが近づいたら小さく「にゃあ」と鳴いた。指を伸ばすと頭を擦り付けてくる。可愛いマチ子。「頑張るんだよ、明日また来るからね。」と言って手を振った。帰り道、油断すると泣きそうになるが、私は夫も含め人前で泣くことができないので奥歯をぐっと噛み締めて堪える。帰宅すると、夫がぽつり「マチ子がいないと寂しいな。」と言った。
まさかこんな状況になっているとは思わなかった先週予約した「ドクター・ストレンジ」を観に行く。めちゃくちゃ面白くて没入したけど、エンドロールでマチ子のこと思い出して心の中でマチ子に謝る。でも何もしないでいたら気が塞ぐばかりだから、観て良かったと思う。映画は本当に面白かった。サム・ライミ(監督)が俺流を貫いたところが胸熱だし、最近めっきりマーベル疲れをしていた私にとってカンフル剤になるような作品だった。もう一回、今度は3Dで観られたらいいな。
沖縄フェアをやっているローソンでブルーシールアイスを買って帰宅。マチ子がいない家はとても静かな気がする。明日早起きして病院に行くので、いつもより早く就寝するも寝付けず4時。