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ピアノ弾き天野穂乃香の留学Blog🇭🇺

忘れられない楽友協会での演奏、ハイリゲンシュタットでの想い出

2022.04.13 20:30


憧れのホールでの演奏


ご報告になりますが、International Music Competition in Vienna “Grand Prize Virtuoso” Senior Categoryにおいて、First Prizeを受賞致しました🇦🇹✨



結果をいただいた時はちょうどウィーンセミナーの真っ最中で、電車の中でメールを見ました。とても驚いて乗る電車を間違えてしまったのを覚えています。



授賞式では憧れの楽友協会Gräserner Saalでバルトークのソナタを演奏させていただくことができ、本当に夢のようなひと時でした。

舞台裏では、世界中のコンテスタントの子達と交流することができとても刺激になりました!


そしてありがたいことに音楽院のサイトにも掲載していただきました。

支えてくださった先生、友達、家族に感謝の気持ちでいっぱいです。

これからももっと成長できるよう、邁進してまいります!



△素敵な写真を撮影していただきました。

Photo by Andrej Grilc.



ここで演奏できたことは、生涯忘れられない記憶になる思います。



壮大なカールスプラッツと美しいチューリップの花。



ハイリゲンシュタットへ

コンサートの終わりが夜遅く、電車がなかったため翌日お昼頃のチケットを購入。

ウィーンに訪れたらどうしても行きたかった場所がありました。



それは地下鉄U3で約20分、ウィーン中心部から北へ少し離れた郊外にあるハイリゲンシュタットです。


ハイリゲンシュタットといえば、ベートーヴェンのハイリゲンシュタットの遺書が有名かと思います。20代後半ごろから難聴が悪化の一途を辿り、1802年から医師に温泉療法を勧められ住み始めた場所です。



自然が豊かで喧騒とは無縁の、人も街もとても穏やかな場所でした。



△ウィーンに流れるドナウ川。ブダペストと雰囲気が全く違います。



ベートーヴェンハウス


住宅街の細い道を抜けていくと、ベートーヴェンハウスが見えて来ました。



"Wien Museum Beethoven Museum"

📍Probusgasse 6, 1190 Wien, Österreich 

10:00-13:00,

14:00-18:00

月曜定休日

入場料 4€

ロッカー代 2€


2017年にリニューアルオープンされたそうで、とても綺麗な外観と内装でした。



入り口前の可愛らしいト音記号模様の石畳。



中へ進むと、年代順に1〜6番と書かれた部屋があるので順番に見ていきます。(①...amkommen, ②...erholen, ③...komponieren, ④...verdienen , ⑤...aufführen, ⑥...vermachen)


中でも印象に残った展示をいくつかご紹介していきたいと思います。(中には撮影禁止の資料もあったので気をつけて撮影しました。)



レミソラシ♭の鍵盤を押さえると、幻想曲Op.77が流れます。これは、曲中に彼の名前が現れるという展示だろうか...。Lu. wi. v. nの間に入る母音をドイツ音名で表記するとd(レ)-g(ソ)-a(ラ)-b(シ♭)-e(ミ)となり、彼の名前が完成します!



ベートーヴェンはコーヒーを一杯入れる時、コーヒー豆は必ず60粒と決めていたそう!

こだわりを感じます笑



骨伝導体験。おでこと側頭部に金属部分を当てると良く聞こえます。



彼の耳が聞こえなくなる過程の展示。

月光ソナタ第3楽章の冒頭部分が流れるのですが、徐々に耳の中に厚い膜が貼られるような、暗い海の底に沈んでいく感覚でした...。この展示を実際に聴いた時、彼の苦しみを考えて辛くなり、思わず涙が溢れてしまいました。このような苦しみの中、素晴らしい作品を生み出し続けた彼を心の底から尊敬します。



散歩の時に身につけていた帽子。



音が良く聴こえるよう工夫されたピアノ。



ライフマスクとデスマスク。



補聴器。周りにはハイリゲンシュタットの全文が展示されていました。

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中庭へ進むとベートーヴェンの素敵な壁画が!大きな補聴器の形を模した作品が展示されてありました。小鳥の囀りが心地良く、木漏れ日の中とても穏やかな時間を過ごしました。



時間があまりなくてベートーヴェンの散歩道や夏の住居には行けませんでしたが、次回訪れる機会があればまた行きたいと思います!



博物館近くの公園にいらっしゃったベートーヴェン様。また会う日まで......



前回のウィーンで行けなかった場所へ!


Secession(分離派会館)

G.クリムトのベートーヴェン・フリーズを見て来ました。全長34メートルの大作!ベートーヴェン作曲の交響曲9番を表現しているそうです。



"この口づけを全世界に!"



カフェ・シュペール

1880年創業の伝統的な老舗カフェ。

観光客向けというよりは地元の人々に愛されるカフェという雰囲気でした。



ウィーンのカフェ文化は2011年に無形文化遺産として登録されており、特徴的な銀のお盆、曲木椅子とコート掛け、石製の丸机、シャニガルテン(テラス席)、ビリヤード台や多くの新聞(当時はカフェが情報収集の場だった)が見られ、19世紀の雰囲気を味わうことができました。毎週日曜日にはピアノ演奏を聴くこともできるそうです。



△ビリヤード台。夜時間に利用できるそう。



アインシュペナー(Ein spänner)とシュペールシュニテをいただきました。

アインシュペナーは、エスプレッソコーヒーの上に泡立てたクリームがモリモリと乗っており、日本ではウィンナーコーヒーとして親しまれています。



Haus der Musik(音楽の家)

時間があまりなくじっくりと回れませんでしたが、体験型の展示が多くとても楽しかったです!ウィーン音楽の歴史やクラシックのみならず、現代音楽や音の仕組みの学習にもなりました。



△部屋に入った瞬間、本物の人かと思ってめちゃめちゃびっくりしました......

ウィーンフィル創設者のオットー・ニコライさん。



実際に音が鳴る鍵盤の階段。



ウィーンフィル歴代指揮者が使用した指揮棒。思っていたよりも長さがあり驚きました。



指揮者体験。これがなかなか難しい...!!

せっかくなのでブラームスのハンガリー舞曲5番に挑戦!!大きな失敗をすると楽団員からブーイングが起きるんだとか。笑

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今回で4回目のウィーンへの旅となりました🇦🇹

留学を通して音楽の聖地ウィーンの文化にこれだけ多く触れることができ、とても嬉しく思います!

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おまけ

旅の思い出にベートーヴェンハウスで購入したポストカード。楽友協会とカフェ・シュペールとベートーヴェン。




最近のハンガリー

4月6日からYahoo!JAPANの利用ができなくなったそうですね…。突然使えなくなったのでびっくりしました(知恵袋…)。


サマータイム(夏時間)が3/27の2:00から始まり、日本との時差が再び7時間に戻りました。(家中の時計も元通りに!笑)過ごしやすい気温になり、八重桜やゼラニウムの花が咲きほこり春の訪れを感じています🌸



それでは今回はここまで!

viszlát!




to be continued...