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Spark Lab

組織力を高める対話(ダイアローグ)

2022.05.13 07:00

こんにちは。

Spark Lab(スパークラボ)の清川 絹です。


GWはどんな風に過ごされましたか?

今年は、長くお休みを取られている方も多いかもしれませんね。


ところで、長期休みをどう過ごすかは、

あなたのご家庭では、誰がどのように決めますか?


実は、私はずっと、

こういうのは「誰かが」企画して、

他の人は基本的には「それに従う」ものだと思っていました。


もちろん、追加や修正の提案はしますが、

「根本的なところには口を出すべきではない」

「従わない=文句を言うこと」

と認識していたのです。


さて、今日は、正にちょっと前の私に伝えたいテーマでもありますが

「対話ができない」について、書いてみたいと思います。


対話、できていますか?

組織力を高めるための手段として

今「対話(ダイアローグ)」が注目されています。


「対話」の重要ポイントは2つあります。

  1. お互いの立場や意見を伝え合った上で、違いを理解している
  2. その上で、目的に合わせて、合意に達する結論を導き出している


普通の「会話」との違いは、

意見の伝達が一方通行にならず、

共感で終わることもなく、

対等なスタンスで行われることだと言えそうです。


なぜそれが大切なのかというと

今の社会では、過去の成功パターンが通用せず、

トップダウンで指示をしようにも、

偉い人も「正解」を持っていないからです。


なぜ対話がされないのか?

なぜ対話がされないかというと・・・

もともと日本人は同調性が高い傾向があり、

「以心伝心」とか「察する」ことが重要視されているという

文化的背景が一つにありそうです。


また、管理職や新入社員のコーチングの現場で感じるのは、こんな「心の声」です。


お互い、相手への要望を心に秘め、

ストレスを感じながらも伝えずにいて、

永遠に平行線という状態なのがわかります。


立場も経験も性格も生まれ育ちも違うからこそ、

言葉にして初めて理解することができるということを、

改めて認識する必要があるようです。


また、「なんでもハラスメントになってしまう」と感じる管理職も多く

「こんなこと聞いていいのかな」と言葉を出せなくなることもあるようです。


何があれば対話できるのか?

では、きちんと言葉にして、

相手と「対話」ができるようになるために、何が必要なのでしょうか?


言葉に出せない背景には、

自分自身でも理解しきれておらず、言葉にならないことや

相手の反応に対する恐怖・不安があります。

(あなた側にない場合でも、相手側にあるかもしれません)


また、ハラスメントだと感じる背景には、

「親しい間柄でもないのに、聞かれた・言われた」という

関係性と会話内容のギャップがあります。


この2つの課題に対処するために

2つのポイントを意識してみてはいかがでしょうか?


その1:「何を言われても大丈夫」な自己基盤

自分がいいと思っていること、提案したこと、

ちょっとした思い付きに対して、

「相手がそう思わない」というのは、よくあることです。


「自分の案が採用されないと凹む」

「反対されると自分はダメだと落ち込む」


そんな状況にならないように、

違う意見を楽しむメンタリティを中心に置くと

楽に対話ができるかもしれません。


その2:「何を言っても大丈夫」と思える人間関係

相手にどう思われるか、業務や関係性に悪影響がないか、

変な人だと思われないか、評価が下がらないか、

そんな不安を心から追い出せる

「何を言っても大丈夫」と感じられる関係性は、強固な土台になります。


最初は、よそよそしい関係性でも、

「聞いてもらえる」と感じられる相手には、

自然と心を開けるようになるもの。


たとえ意見が合わなくても、

相手の話を聞き、肯定的に受け止めることから始めると、

関係性が少しずつ整います。


相手の持っている資質や価値観が、

自分と違えば違うほど、

対話は難しいかもしれません。


ルミナ・スパークは、まだよく知らない相手とのコミュニケーションに

役立つヒントをたくさん提供してくれます。


自分とは全然違いそうな相手に好奇心を持って、

いつもより少し多く、相手の話に耳を傾けてみませんか?