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書くこと。生きること。

無題20220511

2022.05.11 08:16

亡くなってしまった。

驚きと大きなかなしみと、残されてしまったという自分の思いに戸惑う。


人の死までも「ネタ」にして、扇情的に扱うワイドショー。

仕事に悩んでいたとか、コロナの影響がどうだとか、本人が反論出来ないのをいいことに、かなしみと無縁のやつらは言いたい放題だ。

人も世界も、気の遠くなるほどに複雑に繋がり合い重なり合い反応し合って、一人ひとりに、無限の色の毎日が紡がれる。

偶然に触れてしまった知らない誰かの呟きに希望を根こそぎ奪われてしまうこともあれば、世界を覆う無数のかなしみが、いつの間にか小さな痼りとなって徐々に体を冒してゆくこともあるだろう。

何を思い、感じ、考えて、長い長い時間を生きていたのか。

何に傷つき、何を恐れ、何が信じられなくなってしまったのか。

いったい誰が代弁できるというのだろう?


ひとりで逝かせてしまったという事実を抱きしめて、我々は生きてゆく。


心よりご冥福をお祈りいたします。