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office FUCHI 〜オフィス・フチ〜 〈渕山知弘〉

高知県観光特使の旅・最終日12日目(5/12)

2022.05.12 01:20

5:30、18時間の航海を終え東京フェリー埠頭に到着。

今回初めて了解した東京〜徳島フェリーは、想像以上に快適だった。

広くゆったりとした船内は、バリアフリールームがあり、ペット同伴の部屋もある。

二次交通が課題の四国4県だけに、障がい者、高齢者が自身の車や家族の車で、四国にアクセスすることは、行動範囲が広がる。

ライダーもそうだが、カーフェリーで徳島に入る観光客の多くは、徳島だけを目的にしておらず、四国4県を巡る。

愛媛、香川、高知3県は東京〜徳島航路を活用した誘客施策は有効だと感じた。

致命的な改善点は、この時代にWi-Fiが繋がらないこと。

18時間Wi-Fi環境で滞在できれば、ビジネスマン向けにワーケーションプランが提案できるし、インバウンド向けにももっとPRできるはず。

船にありがちな、接続できても弱いものではなく、オンライン会議に対応できるレベルのものは「売り」になると感じた。


事前にわかっていたので、今回は部屋の窓から、海を見ながら呑み

Wi-Fiが繋がらなくなったら


基地に寝っ転がって、持参した本を読む。

そして気づくと1時間ほど寝ていた。

コレはコレで、すごく贅沢な過ごし方だと思いながら、船旅を楽しむ。


4:00、朝風呂に入ってシャキッと目を覚まして下船の準備。

東京ゲートブリッジをくぐると、程なくして着岸。

5:30、下船。

朝メシは立ち食いそばと決めていたので、日暮里駅近くで24時間営業の人気店にナビをセットし、まだ交通量の少ない豊洲、築地、銀座、上野を走らせる。

6:22、この時間で満員の店に突入し、名物ゲソ天、春菊天をトッピングして、麺は太麺をすする。

徳島、高知では澄んだ出汁のうどんだったので、これぞ東京の立ち食いそばという、濃ゆい色の汁を身体が欲していた。

6:51、いつも通勤の際に立ち寄る荒川の土手、通称ドテーバックスで休憩して、そこから一気にさいたま市へ。

8:24、12日間の旅を終えて無事帰宅。


本日の走行距離:45km

12日間の総走行距離:1,598km

12日間の給油量:28.1ℓ

12日間の平均燃費:56.8km/ℓ


中学生の頃、バイクも免許もないのに毎月「月刊オートバイ」を買い続け、ほぼ読むのはツーリング記事のみだった。

地図を片手に、その記事のルートをたどり走った気になることが楽しかった。

いつかそんな旅をしたいと思いながら40年、その夢が叶った12日間だった。