「若いっていいね」なんて、言うなよ
こんにちは、松本佳奈です。
今日は凄いものを見てきました。
母校の高校の吹奏楽部のクリスマス会。
30名ほどの部員が4班に分かれて、それぞれが創作劇を披露したり、ダンスや漫才、歌や演奏の披露など。役者経験のある先生もコントを披露したり。
創作劇の演目は『赤ずきん』とか『ヘンゼルとグレーテル』などのスタンダード童話なのですが、台詞や筋書きはすべて自分たちで考えたオリジナル!
お菓子の家を背景に「インスタ映え!」と自撮りするヘンゼルや
高須クリニックで整形して赤ずきんを待つオオカミなど(笑)
時事ネタが盛り込まれ、終始スマホを駆使して効果音がつけられ…笑いっぱなし!さすがSNS世代、発信や表現に慣れているなあとも感じました。
素晴らしい内容。
今日は写真撮らなかったので私の高校時代の写真を(笑)
これは文化祭。ライオンキングの創作劇をつくりました。友達と脚本書いて演出して(人が足りなくて出演もした)。吹奏楽部だけど、お芝居もするし歌も歌うし…いろんなことに挑戦できるのは代々の伝統のようで。当時は当たり前にやっていたけど、とっても良い環境にいさせてもらったなあと今になって思います。
中学生のとき不登校になって、なんとか高校には入ることができたけど、遅刻グセ・休みグセは治らなくて(実は大人になった今も…)お昼休みや放課後(!)に登校することが多かったのですが、どんなに調子が悪くてもなんだかんだ部活には行っていました。
こちらは中学二年生の時に描いていた私の絵(笑)
中学時代、学校に行けない間は家で絵を描いたりブログやホームページを作ったりしていました。そしてコミケに出掛けては作品を売っていた(学校行けない割には妙にアクティブでした)
あの頃、絵を描くことは教室ではいじめられる原因でした。コミケで、自分が描いた作品を買ってくれる人がいたこと、ファンになってくれる人がいたという体験は大きな自信に繋がりました。
今もやってることは変わらないな。
すべてが今に生きている。
そして今のこの瞬間も、これからに繋がっていく。
0から1を創る機会って失おうと思えばいくらでも失えるし、年を重ねるごとに「評価のために何かを創作する」ことの方が増えていく気がしますが
お金のためでも評価のためでもなく
ただただアイディアを形にしてみんなで大笑いできる場所っていうのは年齢問わず必要なんじゃないかと改めて思った時間でした。
台詞が飛んだとか筋書き通りいかなかったとか、主役が高熱で欠席して急遽演目を変えたとか、そんなハプニングもひっくるめて「LIVE」で、二度と訪れない貴重な時間。
プロアマだ関係なく、夢中で打ち込む姿が人の心を揺さぶるんじゃないでしょうか、どんな分野においても。
私は揺さぶられました。
いや〜ほんとにいいものを見た。
保護者の方も大勢いらしていて、料理やケーキを用意して下さったり。先生も食べつつ飲みつつ生徒たちの演技を楽しそうに見ていて。
「大人に言われたから(仕方なく)やってる」「指示されてやってる」んじゃなくて、生徒たちが自分達で考えて仕切っているのが印象的でした。
大人も創造の時間大切。
仕事だって料理だって掃除にだって、創造の要素は含まれている。
「若いっていいね」
とか、
そんなクソみたいなことを言う大人になりたくないと思っていた高校時代。
30代になった今も、青春に年齢は関係ないと心から思います。
『創造』は、どんな職業に就こうが、どんな生き方をしようが、日々の生活の中にあるもの。
アイディアを形にする、試す、失敗する、工夫する。絶対に無駄じゃない。
鼻で笑う、ばかにするのは簡単。
私はそっち側になりたくないな。
吹奏楽部の皆さん、保護者の皆さん、先生、素晴らしい時間を共有させていただきありがとうございました!
ここまで読んでくれたあなた、ありがとうございます。愛を込めて。