果たせなかった約束1/2 written byミッシー
ここしばらくず~っと幽霊部員だったミッシーさん、今年に入ってからイベントやら練習会やら意欲的に参加されていましたが、先日の5月8日練習会は姿を見せませんでした。なんだよ、もうあきちゃったのよ?いえいえ、実は前日ミッシーさんからエクスキューズの連絡がありました👇
「明日の練習会、早くも来なくなったじゃないか…と思われるのも残念なので、LINEしますが、私は今、群馬県の湯沢温泉というところに来ています。佐藤健がどうしても出て欲しい…というので、安政遠足に出るのです😅」
はっ、佐藤健さんってどちらの佐藤健さんでしょうか?親戚のおじさんとかですかー(^^; …まあいいや、その後この安政遠足侍マラソンなるレース(なのか???)の投稿を送ってくれましたので、今日・明日に分けてお送りします。では、佐藤健さんのご友人のミッシーさん、レポートお願いしま~す!
果たせなかった約束
安政遠足の巻 その壱
その日、私は高鳴る胸を抑えつつ、群馬県安中市に向かっていました。ひとつは30数年来の友人宅を初めて訪ねるため、もうひとつはタケルとの約束を果たすためでした。
今を遡ること3年前に、人気稼業でひっぱりだこのタケルから連絡があったのです。
「今度の主演作、いい映画に仕上がったから、ミッシーにぜひ見て欲しいんだ。そして、この映画の元となった日本最古のマラソン大会にもぜひ出て欲しい・・・。」
日本最古って・・・?
そう、その「安政遠足・侍マラソン大会」とは、安政2年(1855年)に安中藩主の命令で藩士の体力増強と心身の鍛錬のため、安中城内から碓氷峠の熊野神社までの7里7丁(約29km)を走らせ記録した故事にちなみ、昭和50年に復活され、毎年5月に行われているものらしいです。
でも、でも、世界を覆う疫病・コロナのため、2020年、2021年と二年連続でその大会「安政遠足」は開かれずじまいとなってしまいました。
残念無念・・・。
走る人々は、それぞれの思い、使命を秘めています。(終わったら、何食べよう、も含めて、笑)鍛錬を積み、敵は自分自身であったり、仲間であったり、まさに宿敵だったり・・・。そしてそれは時代を越えて同じこと・・・・。
当時は、2年前の1853年7月に黒船が来航し、まさに泰平の眠りを覚まされて、藩主のカツも相当なものだったのかもしれない・・・。熱くならないわけがない・・・。今年2022年の三年ぶりの開催を待つ人たちの思いを、この大会は受け止め切れることができるのでしょうか・・・。
なぜならば、
【1】地元率、高っ~。群馬県民77%。
【2】第48回目にあたる今年の大会の冊子によれば、最多出場者は48回・・・・、おおい、K卓也とK優作よ、何才から走っているんだ、そなたたちは~!20才からでも68才。人生の山も谷も乗り越えるときも、何をおいても毎年欠かさず走ってきたのか~!
そしてもうひとつ、
この大会の目玉は、【3】「仮装」・・・。エントリーの時に「仮装の有無」を聞かれ、特に侍(さむらい)姿が推奨されるという・・・。参加者名簿に「仮装の有無」の項目がある大会って、あまり知らないです・・・。しかも、高い確率で「仮装あり」の申請がされているのでした。
那覇からも愛媛からも北海道からも、「仮装」を携えて集結~!
郷に入っては郷に従えで、さあ、私は何になろう。
タケルは清水区出身の私に、三保の松原に舞い降りた「天女」のイメージを重ねてくるかもしれない・・・・。
でも、でも、そんなのはダメ。インパクトが弱すぎる。
だって、瞬時に駆け抜けるのだもの。Yetiで開かれた「Color run」ではローマの女神になり、「小布施見に」では友人3人で、割烹着にしゃもじの元気なオバサンになり切った私。
かっこよく、「くノ一」?
一人じゃ、決めきれないわ・・・・、「ヘの六」って感じに脱力しそう・・・。ぐるぐるに悩んでいるときに思いついたのが、押し入れのすみっこに眠っている、黄緑色の目玉の衣装・・・。チビが3才の時にハロウィーンで着た「モンスターズインク」の「マイク」があったっけ。当時のチビはこれに「手足」が生えている状態だったけれど、着てみたら、アラっ入っちゃったわ。
よし、これだわ、これ。
~つづく~
…あの~、タケル呼ばわりしちゃってるけど、3年前にほんとに連絡あったのかよ(笑) ミッシーさん、もともとちょっとフシギちゃんが入っていると思ってたけど、人間ってここまで妄想に浸れるものなんですね、かえって感心してまうわ(^^; それにしても、安政遠足侍マラソン、こんな大会があるの知りませんでしたが、なんともはっちゃけた大会のようですね。その大会のもようはマイクになりきったらしいミッシーさんに、明日じっくりレポートしていただきます。お楽しみに!