5月6月の電気使用量は1年で最も少ない、しかし
皆さんは月々の電気使用量を記録していますか?
まあ目的が無ければ毎月の電気使用量を記録する必要は有りませんが、これからはちょっと気に掛けて月々の電気使用量を記録した方が良いかも知れません。
何故か、それはこれから世界的なエネルギー不足の関係で電気代がますます上がる事が予想されるからです。
先日東京電力など大手5社が6月からの電気料金を更に上げると報道されました。
この5年間で最も高い金額になるそうです。
因みに今年4月の電気料金は、1年前に比べ10,000円だった家庭で既に12,400円に値上がりしていてそこから更に上るという事です。
又、関西電力など残りの大手数社は電気料金を上げませんが、実はこれにはからくりが有って、既に3月から燃料費調整制度上限まで料金を上げているので今以上に金額を上げられないだけです。
しかも関西電力系の販売会社から話を聞くと、6月からまずはこの上限規制の一部を撤廃するとの事。
これは新電力と呼ばれる電力自由化後に発足した電力会社でも一部は規制の撤廃をするそうで、私が契約していた企業からも撤廃のメールが届きました。
ロシアによるウクライナ侵攻など今の状況では仕方がない面もありますが、これから節電出来る季節には徹底して節電しないと電気代が家計を切迫する恐れがあります。
因みに私は省エネを謳う商品を取り扱っている事もあり毎月の電気使用量を記録していますが、6月が最も電気使用量が少なく次が5月です。
色々な要因が有りますが、まず6月21日の夏至に向けて太陽が出ている時間が長くなり、多くの家庭で照明を使う時間が短くなります。
次に5月は時々寒気が流れ込み、稀に3月上旬の気温まで下がる日が有りますが、6月になるとさすがにそこまでは冷え込みません。
個人的にゴールデンウィークこたつの法則と言っているのですが、4月中旬に暑い日があっても何だかんだ言ってこたつを片付けるのがゴールデンウィーク明けになるという法則です。
気が早い人は4月早々にこたつを片付けていると思いますが、ゴールデンウィーク中の夜に寒気が流れた日は思わずエアコンの暖房を掛けてしまうのではないでしょうか。
エアコンは暖房の方が電力を消費するので数日使えばかなりの電力量になります。(こたつの方が省エネです)
よって5月は初旬の冷え込んだ日数分、6月よりは電力消費が多い傾向があります。
次にここからが本題で、6月の電気使用量はかなり個人差、又は家庭差が有ると思います。
ここからは6月の電気使用量を下げるポイントと共に解説します。
- 春の26度と夏の26度は体感が全然違う
寒く長い冬が明けた春に気温が26度になるととても暑く感じます。
特に屋外で日光に当たっているとアイイスクリームが恋しくなりますよね。
しかし常時30度付近の夏場に気圧の影響から最高気温が26度で留まるとかなり涼しく感じますよね。
国が推奨している冷房温度は28度か29度なので、26度はそれより低い気温ですから本来暑さを我慢出来る筈ですが、春の22度前後の気温から急に26度になると暑くて思わずクーラーを使う人も多いのではないでしょうか。
春は未だ太陽が傾斜していて南向きの部屋なら屋内でも結構日光が差し込むという要因もありますが、今はエネルギー消費を削減すべきなので工夫をして出来るだけクーラーを使わない対策をして欲しいものです。
まず根本的な内容はその日の情報を入手する事。
例えば私が推しているtenki.jpでも1時間天気が確認出来、その日の予測気温や時間当たりの晴れ曇りが判るので、5月6月で気温26度以上なら朝から窓を開けて部屋を冷やす事が重要。
家の中の室温は前日からの熱の蓄積なので、この時期朝の最低気温が20度未満でも室温は20度を軽く超えている筈です。
なので朝の外気温が低い時に換気で部屋を冷やさなければ日中の日射などで熱が蓄積され、室温が30度近くになる日も有ります。
朝に冷やせたチャンスを逃せば部屋の、若しくは家の熱が蓄積するという簡単な原理です。
今は少しでもエネルギー消費を減らし世界中でロシアの目論見を妨げる必要がありますから出来るだけ朝に換気冷却し、せめて6月中旬まではクーラーを使用しない活動を行いましょう。
特に本州に住まいが有り、6月の電気使用量が他の月とあまり変わらない方は今まで何も対策せずクーラーを使っている筈です。
日本気象協会が今年から暑熱順化前線という内容を発表しています。
人の身体は急に暑さになじまないので数日かけて上手く暑さに慣れようという趣旨で、少し暑いからとすぐにクーラーを使うと屋外で熱中症になる恐れもあります。
5月6月は気象情報を把握し、気温が高い日は朝の換気冷却でクーラーを使わず暑さに身体をなじませる事も可能な筈。
今の世界情勢、電気代の高騰、暑熱順化のそれぞれに関連する内容なので、上記を参考に、上手く賢く5月6月を乗り切りましょう。
尚、風を使った有効な換気冷却と言う点においてはWindリーダーは推奨商品です。
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