Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

KohagiUta

20100725

2010.07.26 02:47

0150: 現実を生きねばならぬ週末に絶えずよぎるは仮想の君で


0149: 喧騒を遠くに聞きて君の手が触れる頬から熱い首筋


0148: 向かい合う君の目の熱に気付かないふりして鼻緒ばかりを見てた


0147: 背を向けた浴衣の君に心臓を揺らされ歩く祭の夜道


0146: 暖色の大気と視界に惑わされ平気なふりは出来なくなった


0145: オレンジのフィルム通して見た景色 どうしてここに君は居ないの


0144: 黄昏が私の世界に降りてくる 切なくてわけもなく目を閉じた


0143: 何も言わず静かに去ってくれたなら君との恋に苦味残らず


0142: 苦味から逃げるコドモのままでいい サヨナラ告げる気力もないし


0141: 青空をぼんやり見上げるだけの朝 ただひとりきりで居られる幸せ


0140: 君と見た淡い桜と灰の街 まだ見ていない深い青空


0139: 少しだけ残った最後の一口が苦い カフェオレも末期の恋も



0138: 夏空に笑う朧月 紅い頬 ゆらゆら君に奪われし指


0137: このからだすべて傾け君を抱く 言葉が勝てるはずなどなくて


0136: どれだけの言葉を重ね尽くしても距離は無意味に変えてしまうの


0135: こんな日は饒舌な君は見たくない 弱音ほとりと吐くだけでいい


-----------------------------------------------------------


浴衣を着てお祭りに行きたいなぁ…。