20100726
2010.07.27 15:04
0159: 悩み抜きやっと送った数文字のメールの返事を待ちて一時間
0158: 「人混みに酔うから」君の大きな手 欲しい理由はいつも後付け
0157: ただ一度「声が聴きたい」それさえも言えない天邪鬼が住む僕
0156: 炎天下自転車を漕ぐレギンスの黒き枷から透けた本能
0155: 君のこと知り過ぎていて我儘も言えず一人の部屋の夕暮れ
0154: 「忙しい?」たった一言のメールさえ出せない僕が転がっている
0153: コーヒーが私の鉄を奪い去り立ち眩む朝 響く蝉の音
0152: 手の届くところに君は見えるのに手を伸ばせない声も出せない
0151: 日常に画面向こうの現実が響いて揺れて跳ねる心音
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男目線歌。