20100804
2010.08.05 02:10
0284 ふわふわと君に撫でられ甘息を耳に感じてまた波聞こゆ
0283 ゆっくりと氷砂糖を舐め溶かし側に居て家路思い出すまで
0282 君の手が伸びてくるのが少しだけ怖い 止まれなくなると知ってる
0281 君が眼をじっと見つめつ指に指絡ませ気配を待つ昼の部屋
0280 表面はいつものように穏やかでふたり心を探り合う時
0279 何気ない会話繰り返し限りあるふたりの時を儚んでいる
0278 「暑いね」と笑う君の眼が優しくて言葉は耳を素通りしてゆく
0277 すぐ隣並んだ君の左手に全神経を傾けている
0276 「久しぶり」はにかみながら挨拶を交わしたあとは手持ち無沙汰で
0275 夏の陽がじりじり焼いていく腕をおさえつひとり君を待つ朝
0274 愛されていたり恋されていたりする けれども僕を認められぬ僕
0273 毎朝の日課か「今日も可愛いね」 口調で君の体調を知る
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0275-0282:デート妄想短歌。
ひとりで遊んで楽しんでました。
こういうのも短歌だからこそという気がする。