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KohagiUta

2010806

2010.08.07 00:30

0306 心臓が走り続けて時間さえ疾走してゆく君との逢瀬


0305 口紅が残ったYシャツ突っ込んで蹴飛ばし迎えたこの洗濯忌


0304 「時間など過ぎるな止まれ永遠に」君に抱かれて唱える呪文


0303 二人きりの部屋の扉を後ろ手に閉めた瞬間(とき)から夏は始まる


0302 いつまでも君との明日は見えずとも今この今は君だけと言う


0301 儚さに唇咬む日重ねども肌の温さは夢にあらずや


0300 「だいすき」と何度言っても言い足りない私のすべてはまだ伝わらず


0299 「こんなにも愛おしいのは夢だから」君を抱きしめ現実の部屋


0298 流れ去る時の中この瞬間に生きている 夢でも現(うつつ)でも


0297 恋人よ願わばしばらくそのままに夢のような現実を生きて


0296 微睡みの中で微かに聞こえしは昨日の君の心地良い声


0295 八月の六日あの日も今日の空みたいに夏は輝いてたの


0294 青空に綿菓子みたいな白がゆく追えど追いつけぬ小さき僕は



0293 まだ君の声耳に揺れ残りおり このまま夢の中へ連れてく


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返歌返歌な日々。