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KohagiUta

20100814

2010.08.15 06:07

0400 月ひとつ白く切なく輝くを君の心のようにも見えて


0399 声を聴き肌にも触れたその時が遠くなりゆく夜更けにひとり


0398 数日が数ヶ月にも感じられまた遠くなる君の感触


0397 月一つ見上げる空に君想う 会いたい たったひとめでも良い


0396 繰り返し繰り返しただ流れくる言葉の媚薬に溶かされし吾


0395 ふわふわり君の髪から同じ香を感じて浮かぶは昨夜のふたり


0394 君からの言葉溶けゆく脳の奥 媚薬のような手触りがして


0393 きみからのやさしい言葉のシャワーだけ浴びて溶けてしまいたくなる夜


0392 好きだけど前にも後にも進めずに心は明日の天気と同じ


0391 近づいた僕が痛みに触れぬよう卵のように心閉ざす君


0390 「お互いを詮索しない」と暗黙の禁止事項に心は窒息


0389 心揺れ全身全霊恋をした まだ君の名も知らないままで



0388 溶かされる記憶幾度も繰り返し夜が明ければひとりの目覚め


0387 ただ君とくだらないことで笑い合いビール飲んだりしたいだけの夜


0386 「どうしたの?」心配そうな君の声 ごめん少しだけ眼は合わせない


0385 久々の君に今更の人見知り ひたすらきれいな手ばかり見てる


0384 もう少しもう少しだけと祈りにも似た口付けで留める時間


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過去に詠んだ短歌を少し紛れ込ませた日。