20100909
2010.09.10 01:21
0637 額、頬、目蓋、唇、首筋と、ふわりやわらかに降るキスの雨
0636 全身を総動員して愛しさを表す君に渇ききる喉
0635 何度でも飽きることなく重ね合う唇 終わりを知ってるふたり
0634 こんなにも時は過ぎ君のたくさんを知り また会うたび好きになる謎
0633 舌絡め繰り返すキス喉の奥タバコの匂いの君を記憶する
0632 愛しさを湛えたその眼で見下ろして「可愛い」なんてやめて ズルいよ
0631 腰掛けたベッドに君は近寄って いつものキスは始まりの合図
0630 抱き締めて「会いたかった」と囁いた君のおかげで脳まで溶けて
0629 二人きり部屋に閉じこもり世界から隔離されている真昼のリアル
0628 黒々と眼鏡の奥で君の眼が私を映し優しく揺らぐ
0627 遠目にも君の姿は見分けられ一年という時間を思う