20100920
2010.09.21 04:52
0744 休日が終わる夜の闇連れてきて明ければきっと君の居る朝
0743 休日の午後君からのメール待ち何も手付かず時は過ぎゆく
0742 君からの連絡がないそれだけでこんなに苦しいこんなにさみしい
0741 ドライヤーあてる髪にも触れられた昨夜の記憶は微かに残り
0740 青い果に歯を立てぷつり切り裂いた酸味に僕らの幼さを知る
0739 抱きしめた君のすべての感触を秋空眺めつそっと反芻
0738 筋張った君の手の甲まじまじと眺めた 愛しいのは恋のせい?
0737 恋による分泌物はいかほどか 君と会った次の日の肌艶
0736 配達の音聴こえくる今日もまた君を想いてウサギ目の朝
0735 毎日の思考から君の成分を漉し取ってしまえば楽なのか
0734 連絡が来ないくらいがちょうど良い 君のことばかり想い過ぎるから
0733 三時まで待っても来ない君からのメール すべきこと見失う部屋
0732 驚いた声とか傾げた首だとか何でもないけど君が愛しい
0731 背を向けて帰り支度をする吾を追う君の目に吸い込まれぬよう
0730 さよならの時間知りつつ言わぬ君 小さな狡さと愛しさ滲み
0729 「それじゃあ」と口にするのをためらって先延ばしするサヨナラの時間(とき)
0728 限られた時間すべてを君で埋めどれほど抱いても終われない熱