20101025
2010.10.26 05:13
1017 限界を楽しむように目を捉え名を囁く君 拘束の呪文
1016 唇を微かに震わせ吾の名を切なさとともに吐き出した君
1015 ふと空を見上げて明るい月に君 浮かべた瞬間メール着信
1014 バッドエンドしかない恋だと知っていた けれどそれまでは本物だった
1013 炊飯器の横でただじっと待つだけの朝 ふつふつと沈黙の思考
1012 恋をして恋をされたという事実 痛みとともに胸に抱きゆく
1011 知らぬ間につけた心の裏の傷 触れることも癒すことも出来ず
1010 ひとことで壊れた恋はどれだけの補修重ねても戻らない過去
1009 知らぬ間に離れゆく君のその心 追うこともせずただ爪を噛む